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生産者の思いを1杯に

九州を中心に店舗を展開するフルーツのフレッシュジュース専門店「くだものかふぇ」。「安心」「おいしい」「ヘルシー」をポリシーに、注文を受けてから1杯ずつ出来立てを提供している。店舗スタッフの誰もが均一な品質のジュースを作れるよう、自社でジュースの製造過程を撮影。一目見てわかるように映像化し、マニュアルとしている。

品質や鮮度にこだわるのは「ジュースを売る」=「生産者の思いを売る」という小野寺聡(おのでらさとし)社長(47)の信念によるもの。くだものかふぇでは、スタッフたちがフルーツ生産者のもとへ足しげく通い、思いを共有している。栽培の苦労を経験することで、スタッフ一人ひとりが商品の価値を正しく理解し、より愛情をもって商品を提供することができる。

小野寺さんはくだものかふぇのノウハウをいかして、地元のスーパーマーケットと共同で野菜のスムージーを開発した。フードロスの削減につながる取り組みとして、注目されている。

今後はアジアを中心に海外展開を見据える小野寺さん。「現地のフルーツ生産者の思いを売っていきたい」と意気込んでいる。
生産者の思いを大切にする小野寺さんと、くだものかふぇの今後の可能性を追う。
会社名:くだものかふぇ 
代表者:小野寺 聡 
住所:大分県宇佐市南宇佐2167-6
電話:0978‐37-0399
店舗:九州・山口で19店舗を展開 
HP:https://www.kudamono-cafe.com/index.html

取材後記

ショーケースの中に並ぶ色鮮やかなフルーツ。ショッピングセンターを訪れた際、よく目を奪われていました。「ジュース1杯500円かぁ…」とこれまで何となく高価格なイメージでしたが、今回取材を通して、その理由に納得しました。くだものかふぇで提供されるフルーツジュースは、海外産のものを除き、九州を中心とした産地のものです。加えて、取引している生産者の方々は皆、強いこだわりをもって生産しています。最高のフルーツを提供しようと、手間を惜しまず、深い愛情を注ぐ姿が印象的でした。もちろんそのまま食べてもおいしいですが、手軽にそのフルーツを味わうことができるのがジュースのメリットでもあります。

 小野寺社長はくだものかふぇの強みをいかして、フードロスに悩むスーパーマーケットと共同で野菜のスムージーを開発しました。そこにもやはり「ジュースを売る」=「生産者の思いを届ける」という小野寺社長の信念があります。

 今後、海外再進出も考えている小野寺社長。現地のフルーツを使ってジュースを提供していく考えです。
ぜひ、ショッピングセンターでくだものかふぇを見かけた際は、おすすめの1杯を飲んでみてください♪

(OBS大分放送/田中 智基)

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