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「母親を刺した状況は茫然自失となり覚えていない」両親を殺害したとして起訴された長男(19)が裁判員に答える

佐賀県鳥栖市の実家で両親を殺害したとされる19歳の長男の裁判員裁判です。5日の被告人質問で長男は母親を刺した時の状況について、「覚えていない」などと繰り返しました。

「幼少期の虐待が背景」と主張


起訴状によりますと元九大生の長男(19)は今年3月、鳥栖市の実家で両親をナイフで刺して殺害したとされています。今月1日の初公判で弁護側は、母親への殺意を否定した上で父親を殺害した背景に幼少期からの虐待があるなどと主張し、少年院送致などの保護処分を求めています。
 

裁判員に回答「茫然自失となっている状態」


5日午前の裁判員による被告人質問で長男は、母親を刺した時の具体的な状況について「茫然自失となっている状態で覚えていないです」「わからないです」などと繰り返しました。その一方で母親が倒れた後、再び刺したかと聞かれると「刺していません」と明確に否定しています。

識者「自己形成が不十分で共感性が欠如」


午後の証人尋問で長男の心理鑑定をした大学教授は「幼少期の養育環境が影響し自己の形成が不十分で共感性が欠如している」とした上で「更生には人間関係の中で育む自己の再形成を追求していく必要がある」などと述べています。この裁判は今月7日に結審し、15日に判決が言い渡される予定です。

“教育虐待”で「父に恨み」両親を殺害したとして起訴された元九大生

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