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佐賀県が豚熱の“終息宣言”へ、移動制限も同時に解除~1万頭超を殺処分

1万頭を超える豚の殺処分につながった「豚熱」の発生について、佐賀県は10月19日午前0時に「終息宣言」を出すことにしています。消毒やワクチンなどの防疫措置が進み、新たな感染の報告もないことから移動制限も解除します。

移動制限も同時に解除へ

 

佐賀県北部の唐津市では今年8月、2つの養豚場で豚熱が発生。このうち規模の大きい肥前町切木の養豚場では1万頭を超える豚が殺処分されました。防疫措置は先月20日までかかりました。その間、約1か月半にわたり周辺の養豚場では、新たな感染疑いの事例は報告されていません。そのため、18日も新たな報告がないことを前提に、佐賀県は19日午前0時に「終息宣言」を出すことにしています。宣言と同時に半径3キロ以内の養豚場の“移動制限”は解除され、畜産関係の車両のための消毒ポイントも廃止されます。

佐賀県で発生した「豚熱」これまでの経緯

8月29日 唐津市内で豚熱疑いの事例(1例目)
8月30日 消毒用の石灰を佐賀県の全養豚農家に配布
8月30日 1例目が豚熱と確定
8月30日 別の養豚場で2例目の豚熱疑いが発生
8月31日 2例目が豚熱と確定
9月2日 移動制限区域(3キロ以内)のほかの農場で「陰性」確認
9月2日 1例目の殺処分・埋却・防疫措置が完了
9月20日 2例目の殺処分・防疫措置が完了
10月19日 終息宣言(予定)

"豚熱”飼育頭数3割を占める九州でも・・・

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