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大名のど真ん中で本格炭火焼鳥のコースを堪能

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天神に隣接する大名エリアは、福岡の街中でも屈指の飲食激戦区。コロナ禍が明けて一気に急増したインバウンド客の中にはグルメ目当てで福岡を訪れる層も多く、平日の昼間から行列ができている店も少なくありません。そんな中、古い雑居ビルの奥まった場所で、9月にひっそりとオープンした焼鳥店が「土を喰う 焼とり あお季」です。本店は小倉にある繁盛店の「炉ばた あお季」で、北九州で数店舗を展開する勢いに乗って、福岡初進出を果たしました。

あお季_店長

場所は天神西通りから少し大名側に入ったビルの1階。ビルの南北に入口があるのですが、どちらの側からも通路の奥まった場所にあるため、一見ではなかなか分かりづらいロケーションです。店内はコの字カウンターに10席のみのこぢんまりとした造り。中央に据えられた特注の焼き台で、店長の柴尾雄太さんが末廣備長炭を使った本格焼鳥を焼いてくれます。

あお季_メニュー

料理はアラカルトでも頼めますが、店のイチオシでほとんどの客が注文するというのが「おまかせコース」です。5種類もの"ひとしな"と呼ばれる一品料理におまかせの焼鳥6本、焼き野菜2種が付いて4,480円と、単品で頼むよりも断然お得! 迷わずコースで注文しました。

あお季_料理1 あお季_料理2

まずは"ひとしな"が順番に提供され、写真は「秋田じゅんさいとささみの昆布〆」と「旬のフルーツと奈良漬けの白和え」。秋田県三種町の名産というじゅんさいはつるりとした食感で、ささみとともに昆布出汁でいただきます。白和えは、奈良漬けの塩味がシャインマスカットとイチジクの甘味をより引き立ててくれる逸品。日本酒にも、よく合います。

あお季_焼鳥

メインの焼鳥には佐賀のブランド鶏「ありたどり」を使い、有田焼の窯元に特注した陶板の上に1本ずつ提供されます。写真は左から皮目をこんがりと焼いた「もも」、皮付きむね肉の「だきみ」、山わさびをたっぷりすり下ろした「せせり」、そして「ちょうちん」(卵巣)を添えた「つくね」。どの串も備長炭による絶妙の火入れ加減で、ジューシーな旨味を味わうことができます。つけ合わせにはキャベツではなく、自家製のオニオンドレッシングをかけたたっぷりのクレソンが添えられているのも気が利いていますね。

あお季_焼野菜

この日の焼き野菜は銀杏と茄子。コースはここまでで終了ですが、もう少し食べたい時は「追い串」(250円~)として、ささみや肝、手羽先、野菜なども追加注文することができます。

あお季_焼おにぎり

シメのご飯ものには、炭火でじっくり焼いた「焼きおにぎり」が用意されています。糸島のブランド卵「つまんでご卵」の「卵黄のせ」(450円)と「茶漬け」(650円)の2種類があるので、お好みでどうぞ。

あお季_店内

上質な食材を使った一品料理から焼鳥まで総じてレベルが高いのに加えて、開店が16時からというのも嬉しいポイント。というのも、天神・大名近辺で早い時間から開いている焼鳥屋は少なく、焼鳥で一杯やりたい飲んべえはウズウズして待ちきれないのです。帰りの飛行機の時間が気になる来福客をもてなすにも重宝しそうですね、

土を喰う 焼とり あお季
福岡市中央区大名1-14-5有光ビル1F
092-753-7216

店舗名:土を喰う 焼とり あお季
ジャンル:焼鳥
住所:福岡市中央区大名1-14-5有光ビル1F
電話番号:092-753-7216
営業時間:16:00~OS23:00
定休日:なし
席数:カウンター10席
個室:なし
メニュー:おまかせコース4,480円、焼鳥(5本)2,280円、ひとしな(一品料理)600円~、焼きおにぎり450円~、ほうじ茶最中400円
URL:https://yakitori-aoki.owst.jp/

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この記事を書いたひと

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