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香川県伊吹島産いりこ出汁の讃岐らぁめん

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うどんソムリエが作る讃岐らぁ麺

春日市昇町に先日オープンした「麺屋おおやま」は【うどんソムリエが作る讃岐らぁ麺専門店】。店のInstagram @menya_ooyama.kasuga によると「地元香川県の伊吹島産いりこをふんだんに使用した福岡ではほとんど馴染みのない讃岐らぁ麺を提供致します。京都の老舗ラーメン店での経験を活かし、黒チャーハンも提供したいと考えています」。

おおやま 麺

ネット情報によると、店主は京都府の黒チャーハンが有名な老舗ラーメン店「新福菜館」や、「博多だるま」の系列店で働かれていたとか。加えて店頭には「肉肉うどん」から贈られた花輪が二本もある、という事は、そちらでも働かれておられたのだろうか?
現在はメニューを絞り込んだソフトオープンで、麺は「伊吹いりこ醤油らぁ麺」「博多中華そば」「つけ麺伊吹」の3種にプラス具のバリエーション。一推しらしき「伊吹いりこ醤油らぁ麺」をお願いする。

店主の地元である香川県伊吹島特産の「伊吹いりこ」に、鯖やうるめ、鯵、鰹、日高昆布などを、それぞれ適する温度で魚介出汁を取り、鶏と豚の出汁と合わせてコクを出しているとの事。確かにラーメンスープなのだけど、優しく円やかに広がる魚介風味が、どこかうどんのスメを思わせる。合わさる麺は細めながらも、にっちりと解ける様が、これまたうどんを思わせる。
讃岐ラーメンと言えば香川県三豊市「讃岐ラーメンはまんど」。30年ほど前に当時の讃岐うどんブームを牽引した「麺通団」の一員としても活躍された香川県「炉端焼 盛」店主が開業された。どんなラーメンだったか詳細は覚えていないが、スープの印象は麺屋おおやまと同じく、「どこかうどんのスメぽいな」と思った記憶はある。
「はまんど」は現在でも営業されているようで、公式HPによると麺は平打ち太麺で、スープは「はまんど」「醤油」「塩」「白湯」の4種。期間限定で「つけめん」「かまたまめえん」「濃厚魚介白湯」も提供されているようだ。麺屋おおやまも1月からのグランドオープンではメニューがフルラインナップになるらしいので、どんなラーメンが増えるのだろうか、楽しみだ。

煮干しラーメンの草分け、平尾の「鱗道」

最近は福岡でもあちらこちらで食べられるようになった煮干しラーメン。その元祖とも言うべき中央区平尾「麺や鱗道」で「淡麗煮干しラーメン醤油」を手打ち太麺でいただく。

鱗道 煮干し醤油ラーメン

北海道産小麦「春よ恋」で打ち、直前に手揉みして縮れを加えて茹で上げられた太縮は、むっちりむっちり深いコシと噛み込むほどに広がる素朴な小麦感。

鱗道の麺

先日春日市にオープンした「麺屋おおやま」同様に、香川県産「伊吹いりこ」を使った澄んだスープは、煮干し特有の苦味や塩味が必要最小限に抑えられたジェントル煮干し。マニアでなくても食べやすい、ひたすら美味しいスープに、うっとり。
さすが博多煮干しラーメン元祖、煮干し濃度のグラデーションで「淡麗」の醤油とに「鱗道」、「激鱗」とある。次回こそ、存在感抜群の太縮れ麺とゴリゴリニボニボの「激鱗」のストロング対決を楽しみたい。

ラーメンメニューは「醤油」「黒醤油」「煮干し」「朱」の4種類

糸島市前原西「ラーメン佐竹」店頭には、「中華そば」と並び「山形ラーメン」の幟あり。暖簾をくぐると食券販売機。ラーメンは「醤油」「黒醤油」「煮干し」「朱」の4種類。なにせ醤油好き、かつブラックラーメン好き。なので「黒醤油」一択。
加えて麺を細、中太、極太から、背脂の量を多め、普通、少、なしから選べるオペレーション。山形では中太麺が定番との事だが、我が好みは極太麺。背脂は普通でお願いする。

佐竹 黒醤油ラーメン

待つ事しばし、運ばれてきたドンブリのスープはソリャもう真っ黒クロスケ、期待以上のブラック度。レンゲで一啜りすれば、キュンッと広がる醤油のあま味とコクあるダシのうま味。
合わさる極太縮れ麺は、コシっと抗う強コシと豊かに香る小麦の香り。低加水で打たれた自家製麺との事。醤油や小麦粉は山形から仕入れているらしいが、もしかして二郎系ラーメン定番のオーション強力粉もブレンドされているのだろうか??

佐竹 麺

レギュラーメニューだけでも4種あるが、更に期日限定で「二郎インスパイア」や「鳥そば」「鶏白湯」も提供されているらしい。スープに合わせて麺の太さも変えて、アレコレと楽しみたくなる我がツボな一杯。

※へのさんのfacebook(https://www.facebook.com/tomoo.masutani)からご本人の承諾を得て転載しています。

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