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博多駅までのアクセス向上で沿線の住宅事情にも変化が…福岡市営地下鉄延伸から1年、エリアへの影響は

福岡市地下鉄七隈線が博多駅まで延伸されて27日で1年になります。利便性が向上したことで乗客数は増え、沿線のマンション需要や天神地下街の人の流れにも変化が起きています。

天神地下街の売り上げも10%増


七隈線の延伸を機に、駅そのものの利便性も向上しています。空港線、箱崎線とあわせて36ある全ての駅でタッチ決済機能が付いたクレジットカードで乗車できるようになりました。タッチ決済システムは外国人観光客にも好評で、免税店の売上げは10%ほど伸びているということです。
 


七隈線の延伸にあわせて、天神地下街の南エリアは「おいしいを楽しむエリア」にリニューアルされ飲食店が増えました。29日にはさらに2つの飲食店がオープンします。
 

 

 

だし茶漬け+肉うどん えん 根本啓吾店長「駅に近いので通勤前や通勤中、仕事帰りにぜひ立ち寄っていただければ」

博多駅と直結する前は、天神南駅から天神駅まで地下街を約800メートル歩いて乗り換えなければなりませんでした。乗り換えの必要がなくなれば「地下街の利用客が減る」という懸念もありましたが、利用客は逆に増加傾向にあります。
 


天神地下街営業部 森高凌平さん「売上と通行者数ともに10%程度増加しておりましてプラスの効果、影響を感じております。天神南-博多間の回遊性向上によりインバウンド客、日本人観光客の増加が理由ではないかと考えています」

福岡市が600億円かけた七隈線の延伸事業。福岡市が去年実施したアンケートでは、福岡空港国際線ターミナルへの乗り入れなどを求める声もあり福岡市は来年度を目処に「交通計画マスタープラン」を改定する方針です。

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