2026年第8回
制作:RKK熊本放送
ディレクター:城島 勇人
2016年、最大震度7の揺れに2度見舞われた熊本地震。激しい揺れによって病棟が損壊した熊本市民病院では、入院患者310人全員が転院や退院を余儀なくされた。
突然、行き場を失った患者たち。そして、失われてしまった幼い命があった。
絶対安静にもかかわらず、遠く離れた病院への長距離移動を余儀なくされた4歳の女の子。
避難先の病院で突然容体が急変した1歳の女の子。
いずれも、病院が機能を停止したことで失われた命だった。
遺族たちは口を揃えて、こう訴える。
「市民病院で治療が継続できていれば……」
10年の歳月を経て明かされた遺族たちの悲痛な証言は、病院の機能停止が招いた「もうひとつの災害」の恐ろしさを浮き彫りにしている。
しかし、全国の病院の耐震化率は、いまだ8割にとどまる。去年12月の青森県沖の地震では、耐震不足の病院が被災し、入院患者が転院を余儀なくされた。熊本地震の教訓は、今も生かされていないのだ。
命を守るはずの病院が使えなくなったとき、私たちはどうやって命をつなげばいいのか。遺族や命をつなごうとした医師の証言から、災害関連死を防ぐための課題を考える。
今回の放送日時
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