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照子さんのおうち

大分県豊後高田市で暮らす山田(やまだ)照子(てるこ)さん(87)。

照子さんはかつて小学校の分校だった場所で生活している。

 

もともとログハウスに住むのが夢だった照子さんは、およそ30年前、廃校になっていた校舎を知人から買い取り、家族で越してきた。当初、窓ガラスは割れ、建物にはツタが絡み、存在自体忘れられかけていた校舎だったが、照子さんの手によって新たな命が吹き込まれた。使えるものはそのまま使い、かつての下駄箱は収納棚に、職員室は玄関に、黒板が残る教室はリビングに。トイレやお風呂は増築したが、床や柱など、いたるところに当時の面影を色濃く残している。


朝5時に起床し、庭の散歩から照子さんの一日は始まる。かつての校庭を眺めながらの朝食。趣味の絵を描いたり、音楽を聴いたり、自由なひとときを満喫する照子さん。夕食はお酒を片手に楽しんでいる。かつての学び舎には、穏やかな時間が流れる。


自身のことを楽天家だと話す照子さん。これまでさまざまな苦労があったというが、それでも「後悔しても始まらない」と前を向く、照子さんの人生観。

 

分校を離れなつかしむ卒業生を受け入れながら、新たに紡がれる日々をつづる。
 

(OBS大分放送/ 田中 智基)     
 

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