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らっきょうが化粧品に!?美肌の新発想

宮崎県三股町にある上沖産業の社長、上沖和己さん(52)が目指すのは、これまで食品として利用されてきた宮崎らっきょうの新たな価値創出。そのひとつが、らっきょう由来の成分「フルクタン」を活用したスキンケア商品「フルクモイス」です。化粧水やハンドクリームなど、毎日のスキンケアに取り入れられる商品として開発。きっかけは「もったいない」という思いでした。


漬物の製造過程で生じる大量の残渣。これを有効活用できないかと2020年から研究を進めてきました。そして、肌のうるおい環境に着目した研究成果は国際学術誌に掲載され、2026年には「らっきょうフルクタンの製造方法」に関する特許も取得。

 

しかし、商品化への道のりには大きな壁もありました。それは、らっきょう特有の独特な「におい」。化粧品として誰もが使いやすい商品にするため、試作と改良を繰り返し、香りや処方の調整に挑み完成させました。さらに現在はフルクタンの動物分野への応用も研究されています。

 

農業、研究、美容をつなぎ、宮崎らっきょうの新しい価値で世界へ挑む!上沖産業の挑戦と、その可能性に迫ります。

<取材先データ> 

株式会社 上沖産業
〒889-1914 宮崎県北諸県郡三股町大字蓼池4688
問い合わせ電話:0986-52-4521
問い合わせメール:kamioki25@amail.plala.or.jp
http://food-calor.com/index.html

代表取締役社長 上沖和己さん

 

商品:フルクモイス
化粧水・美容液・美容クリームは(各々5148円)
ハンドクリーム(1738円)
https://frucmois.jp

みのり漢方株式会社(*上沖産業の化粧品部門の会社)
問い合わせ電話:0120-841-269

 

取材後記

今回の取材で最も印象に残ったのは、上沖社長の「もったいない精神」を原動力に、常識にとらわれず新たな可能性を追い続ける姿勢でした。

 

漬物の製造過程で生まれる大量の残渣を前に「何かに活かせないか」と始まった研究は、決して簡単な道のりではなく、らっきょう特有のにおいという、化粧品にする上での大きな壁にも直面しました。それでも諦めることなく、試作と改良を繰り返し、商品化へとたどり着く姿は、らっきょうへの愛情と、ものづくりに対する強い情熱が伝わってきました。

 

そして、実際に取材でお会いした皆さんを見て、驚いたことがあります。皆さん肌がとてもつるつるで、実年齢よりも若々しい印象を受けました。もちろん、これだけで商品の効果を判断することはできませんが、日頃から、らっきょうに携わる方々の姿は、今回の取り組みに興味を持つきっかけになりました。

 

「もったいない」という思いから始まった挑戦が新しい価値を生み出していく。今回の取材を通して、身近なものの中に眠る可能性を見つけ、形にしていくことの大切さを改めて感じました。上沖社長の挑戦は、まだ始まったばかりです。らっきょうの新たな価値が、これからどこまで広がっていくのか。その未来を私自身も楽しみにしています。

(MRT宮崎放送/渡部展久)

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