宮崎県児湯郡川南町で「新米養蜂家」がハチと向き合っています。
小坂登身さん(56)とその長男で高校3年生の直太朗さんです。
始まりは直太朗さんが小学生の時に家族で行った「いちご狩り」。
周囲がいちごに夢中になる中、直太朗さんはハウス内で働く受粉用ミツバチに釘付けになり、ついには「ミツバチを飼いたい」と言い出したのです。息子の熱意に押され家族は巣箱を購入し養蜂家のもとへ教えを乞いに行きます。
すると、今度は父・登身さんがその奥深さに魅了されます。「ハチを知るほど、人間社会を裏で支える大切な存在だと気づいた」と語る登身さん。28年勤めた教員を辞めて養蜂家になるという一大決心をします。周囲の反対もありましたが、「人生一度きり、後悔したくない」という強い思いで2年前に『コサカ養蜂場』を立ち上げたのです。
現在、登身さんは平日の午前中に非常勤講師、午後は養蜂、そして夕方は学習塾の経営と多忙な日々。しかし今の生活に確かな充実感を得ています。知識も経験もないゼロから始まった親子での養蜂。不器用で真っ直ぐな親子の夢と奮闘を描きます。
(MRT宮崎放送/日髙 良敬)
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