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幸せの音を探して ~バンドネオン奏者 川波幸恵~

バンドネオンという楽器をご存じだろうか?
アルゼンチンタンゴに欠かせない楽器で、アコーディオンのようだが、ドレミが並んだ鍵盤ではなく、71個のボタンを駆使して演奏する。19世紀、ドイツで誕生し移民によって大陸へと渡った。そんな、バンドネオンに魅せられた川波幸恵さん(37)。もともと、ピアノで東京の音楽大学に進学したが、受験直前にたまたま目にしたバンドネオンの演奏に、ビビビッときた川波さん。この出会いが彼女の人生を大きく変えた。一昨年、バンドネオン奏者の世界一を決める大会で見事優勝。世界各地で、演奏会を開き、女性若手奏者として注目を集めている。これまでは、東京を拠点に活動をしてきたが、まずは、ふるさと福岡からバンドネオンを広げたいと思うようになり、地元の人たちの協力で福岡でのコンサートが実現した。川波さんにとって、バンドネオンは、人と人をつなぐ魔法の箱。情熱的で官能的、時には物悲しい音色は、川波さんの心の響き。バンドネオンのことをもっと多くの人に知ってほしい・・・
情熱的に活動を続ける川波さんの想いと夢を追った。
(製作:RKB毎日放送 / ディレクター:井上 八月)

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