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【ととのいMAP】トロトロ冷鉱泉の美肌湯サウナ&大自然に佇む手作りサウナ

”ととのう”とはサウナでの専門用語。サウナのあと、水風呂に入り、休憩をする…これを3回ほど繰り返すことで訪れる”快感”の状態のことを言います。「ととのいMAP」では温泉大国九州の魅力ある様々なサウナを紹介していきます。

同行いただくのは、Webマガジン「九州とサウナ」プロデューサーの金沢昂紀さん。サウナが好きすぎてロシアからサウナの木材キット輸入し、家にサウナを作ってしまったという強者なんです。大手旅行会社でサラリーマンを務める傍ら、サウナ愛が前に出過ぎてWEBマガジン「九州とサウナ」をプロデュース。サウナイベントなども開催しています。

そんな金沢さんいわく、サウナの中でも水がメインディッシュだということで、今回のサウナ巡りは水に特化した施設をご紹介します。

美容効果抜群のサウナ!? 究極のトロトロ冷鉱泉

佐賀県有田町にある、2011年にオープンしたスイミングスクールも営む温浴施設「有田温泉」。
温泉好きはもちろん、地元の人の交流の場でもあります。
露天の横にあるサウナは2段扉で熱が逃げない構造になっており、中は薄暗い明かりで年季の入ったノスタルジックな空間が広がっています。遠赤外線ストーブを使用し、約90度に設定されたサウナ室内でラジオを聴きながら・・・というスタイル。

メインディッシュである水風呂は、pH9.43を誇るアルカリ性の約17℃の冷鉱泉。昆布のぬめりのようなヌルヌル感はまるで美容液のようです。この冷鉱泉をまとってサウナに入ると、自分が湿度を身にまとっているので発汗も変わり、しっとり感の残った肌になります。
サウナ、冷鉱泉と繰り返し、最後は冷鉱泉を温めた内湯に入るのが通なんだそう。
入浴料高校生以上680円
小中学生450円
そしてサウナ上がりの塩分が抜けた状態で食べる“サウナ飯”として、有田温泉から車で10分の「から揚げドンドン」の「骨付きもも 山賊揚げ」をご紹介。
昆布や果物など60種類以上を発酵させたものを餌に混ぜて育てた、佐賀県のブランド鶏「ありたどり」を使用。これを焼き塩や砂糖などを配合した独自タレに1日漬け込み、パプリカなどを配合したスパイスにつけ、注文が入ってから揚げるというこだわりの詰まった一品です。
骨付きもも山賊揚げ 1本450円
〇有田温泉
佐賀県有田町  (0955)42-6988
〇から揚げドンドン
佐賀県有田町 (0955)46-4660
 

まるで秘密基地 大自然にたたずむサウナ新世界

佐賀県鹿島市の奥山渓谷に佇むサウナ界の天竺「オクチル」。
オーナーの町中龍司さんが地元の自然に惚れ込んで始めたキャンプ場で、地域の方々と一緒に手作りで制作し、完成は未定と今なお進化を続けている施設です。

ここでは薪割りから全部自分で体験できるサウナが楽しめます。
テントサウナは狭い分、熱気がすごいとのこと。また佐賀嬉野茶や太良町のミカンやレモンオイルでのロウリュも体験することができます。

サウナの後は飲んでも使っても柔らかいことが特徴の多良岳の天然の水風呂へ。その後は龍司さん手作りのととのいスペースで休憩し、再びサウナへ。
サウナ2セット目後の水風呂は、サウナからほど近い滝で“滝つぼダイブ!”とアグレッシブな体験をすることもできます。

サウナ後は、事前に注文しておけば「オクチル」ならではの“サウナ飯”を食べることができます。取材した時期(2月19日)には、85歳のおばあちゃんが毎朝とってくれる天然の太良牡蠣を楽しめました。
また今後は、矢沢永吉さんのツアーに同行してマッサージを行っていたというほど有名な整体師だった龍司さんのマッサージも受けられるとのことです。(要事前予約)
サウナもキャンプサイトも地元を感じることができる「オクチル」にぜひ足を運んでみてください!

※ロウリュ…熱したサウナストーンに水(アロマ水)をかけて水蒸気を発生させ、体感温度を上げて発汗作用を促進させるサウナ入浴法。
〇オクチル
佐賀県鹿島市音成
完全事前予約制(インスタグラムのDMでのみ問い合わせ)
Instagram: @okuchill
 

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