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あの山を越えて

愛知県出身の橋本剛さん(32)。6年前、留学先での事故により頸椎を損傷し、両手両足がマヒ状態に。現在は大分県別府市に移住し、車いすでのひとり暮らしを送っている。仲間達と入る別府の温泉が楽しみの一つ。そんな橋本さんがあるチャレンジをしたいと立ち上がった。それが「車いすによる山登り」。目的地は九州本土最高峰、標高1700mを超える山々が連なる“九州の屋根”「くじゅう連山」だ。小さい頃から父に連れられ、自然に親しんできた橋本さん。家族と山々で過ごした時間は今でもかけがえのない思い出となっている。そんな子ども時代の原風景が山登りに挑戦するきっかけになったという。手足が不自由な橋本さんは自力で登ることはできないが、温泉を通じた仲間たちのサポートもあり挑戦を決意。インターネット上での支援のカタチである「クラウドファンディング」を利用し活動資金を募った。そして、いよいよ山頂へ‥。通常でも3時間30分以上を要する登山コース、道中には車いすが通行できないほどの岩々が立ちはだかる。
総勢20名を超えるメンバーは、無事頂上に到達することができるのか、そして、頂の先に描く橋本さんの思いとは。
(製作:OBS大分放送 / 井本 信也)

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