コロナ禍で需要拡大!おいしく進化した冷凍食品の最新情報

コロナ禍で需要拡大!おいしく進化した冷凍食品の最新情報

コロナ禍のお家需要を受け、売り上げが伸びているのが冷凍食品。
ここ10年の国内生産量はずっと右肩上がりで、コロナ禍でさらに伸び率がアップ。今や市場規模は1兆4000億円超え!今回は、おいしく進化している最新の冷凍食品を調査します。

現在、冷凍食品のイメージが変わってきているといいます。凸版印刷の系列会社の調査によると、冷凍食品を最も食べるシーンは夕食だとのこと。
以前はお弁当やお昼に食べるイメージがありましたが、今では食卓に欠かせないものになっているようです。また時短で便利というだけでなく、おいしさを追求しているものが出てきています。

人気の冷凍食品

今どんな冷凍食品が人気なのかを探るべく、イオンモール福岡の食品売り場を訪れました。
ここではなんと600種類もの冷凍食品が販売されています。3年前は500種類の販売でしたが、現在は600種類へ増え、まだまだ増え続けているそう。

その中から押さえておきたい注目の冷凍食品を紹介します。
まずは、トレータイプの商品です。主食とおかずがセットになっており、これ一つで一食の食事が完結できます。値段も300円台とお手頃。
特に人気なのはチキン南蛮と高菜ごはんセットの商品だそうで、野菜の和え物も付いて321円です。高菜ごはんとおかず合わせて300gと十分なボリューム。食材を11品目使った料理が3品1プレートになっており、600wの電子レンジで5分30秒加熱すれば完成します。カリッとジューシーなお肉と高菜ごはんの相性は抜群です!

次に紹介するのは「ワイルディッシュシリーズ」。この商品は袋がそのままお皿になり、絶品ごはんが食べられます。
またトレーがないのでエコにもなるという優れものです。お家需要の波に乗り、現在7種類を販売中。その中でも今年の3月に発売されたのが「牛ステーキピラフ」。
ステーキが入っているのに246円とリーズナブル!600wの電子レンジで3分10秒加熱し袋を開けると、ピラフの中には牛肉、いんげん、赤ピーマンなど6種類の具材がたっぷり。ソースは赤ワインで牛肉のうまみを引き出し、ガーリックを効かせたグレイビーソース。お家で作れないような味が楽しめます。

食材にこだわりクオリティを追求した「ごちそう冷食」も人気。イオン福岡店のデイリー主任の田中さん一押しは、ご飯を炊き込む出汁にまでこだわった「天然国産真鯛の鯛めし」。
お皿に移しラップをかけ、600wの電子レンジで4分40秒加熱するだけで鯛めしが味わえるんです。鯛の出汁が効いたご飯の中には国産真鯛や大麦の他にタケノコ、葉大根など具だくさん!ほくほくの真鯛を楽しめ、大麦のプチプチ感が良いアクセントになっています。さらに鯛の出汁がしっかりしみ込んでいるので鯛茶漬けにするのもオススメ。お湯を入れるだけで鯛茶漬けが楽しめます。

【トップバリュ】ごはんセット チキン南蛮と高菜ごはん
321円
【ワイルドディシュ】牛ステーキピラフ
246円
【マルハニチロ】天然国産真鯛の鯛めし
300円
〇イオンモール福岡/粕屋町酒殿字老ノ木
電話番号:(092)939-7700

冷凍食品の救世主「プロトン凍結」

コロナ禍でどの飲食店も来客数が減り売り上げを落とす中、救世主ともいわれるある冷凍技術が注目されています。

岩田屋本店の地下一階の食品フロアにひときわ目立つショーケースがあります。その中にはシーフードたっぷりのピザ、チキンソテーなど腕利きのシェフが考案したごちそう冷食が!
実はこれ全て「プロトン凍結」という特殊な技術で凍結された冷凍食品なんです。急速冷凍をすると素材の組織が壊れてしまうことがありますが、プロトン凍結の場合は解凍した時に素材の味を生かした料理が出来上がるそう。

冷凍食品製造に一大革命を起こした「プロトン凍結」で冷凍食品を製造・販売している会社が福岡にあります。大川市にある「sonomama」です。
現在国内で取引先が200社ほどあり、スーパーチェーンを展開している取引先もあるため2000店舗以上の店でプロトン凍結した冷凍食品を販売しています。

プロトン凍結の細胞が壊れない秘密は、上下に入っている磁石と電磁波。従来の急速凍結の場合は凍らせる途中で水の分子が大きくなり、氷の粒ができます。
この氷の粒が食材の細胞を壊してしまい解凍すると水分と一緒にうまみ成分も逃してしまっていました。

一方、プロトン凍結は磁力と電磁波で水の分子を整列させ氷の粒が大きくならないようにコントロール。細胞が壊れていないので解凍してもうまみ成分が流れ出にくいのです。握り寿司をプロトン凍結機に一時間入れカチカチにした後、2時間常温に置き自然解凍してみましたが、握った直後の寿司と変わらずネタは色鮮やかなままでシャリはポロポロなりませんでした。

生野菜やさしみまで凍結することができる「プロトン凍結」。ネット通販を始めるため冷凍食品に参入する飲食店もサポートしています。
北九州市にある「うどん秋月」は、通販用の黒ごま担々鍋セットをプロトン凍結で商品化。うどん秋月の店長である時津雄大さんは「コロナ禍で苦しんでいた地元の取引先の業者さんと連携してプロトン凍結を始めた。味は落ちるだろうと思っていたがお店の味をそのまま再現できた。このプロトン凍結の商品を全国の人に発送し、取引業者さんにも喜んでもらいたい」と話しました。

〇岩田屋本店/福岡市中央区天神
〇Sonomama/大川市向島
〇うどん秋月/北九州市
電話番号:(093)512-1828
・黒ごま坦々鍋(2~3人前) 4,200円※送料別

話題の「魚屋がパスタシリーズ」

続いては福岡で話題になっている冷凍食品です。
3年前に発売され累計150万食を売り上げている冷凍パスタ「魚屋がパスタシリーズ」。平たいフェットチーネ麺の生パスタで海鮮がたっぷり入っています。種類はアサリたっぷりクリームパスタや海鮮トマトパスタなど全6種類。
人気No.1は海鮮アヒージョ風パスタで、イカやアサリがたっぷり入っています。600wの電子レンジで約7分加熱するだけで、もちもちの麺と魚介のうまみを存分に楽しめます。

この大ヒット商品を生み出したのは創業50年の食品メーカー「柳川冷凍食品」。もともとレストランやホテルの婚礼メニューなど業務用の冷凍食品を作っていたのですが、3年前に市販市場にも参入。今までの水産卸業50年間の中で培ってきた仕入先とのパイプやシェフ・料理長と作りあげてきたレシピのノウハウを生かし完成させた逸品です。

食材一つ一つの加工にまでこだわっており、例えばアサリ。
アサリの周りにアサリの出汁をコーティングして冷凍することで、電子レンジで加熱したときに出汁のうまみがソースに流れ込んでいくそうです。そしてパスタ麺は良質なデュラム小麦粉を100%使用し、配合にもこだわりました。最後に電子レンジで蒸しあげることで食材のエキスがソースと麺に流れ込み、茹でたパスタのようにおいしい状態に仕上がるのです。

去年の秋にはヘルシーな大豆ミートを使った海老入りボロネーゼパスタも登場。今年の秋にも新作を発売予定だそうです。通販や直売所、直売所横にある冷凍パスタ自動販売機で購入可能です。

海鮮アヒージョ風パスタ
500円
海老入りポロネーゼパスタ
500円
〇柳川冷凍食品:柳川市西蒲池
電話番号:(0944)73-1124

SHARE
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE