サンデーウォッチ

日曜 10:30

野球を超えたビジネスの裏側!「福岡ソフトバンクホークス株式会社」

今回は、エンターテインメントを追求する「福岡ソフトバンクホークス」の真骨頂。野球だけにとどまらない、その舞台裏に迫る!

目からウロコのイベント戦略!

2022年、チームとファンが一体になるホークス最大のイベント「鷹の祭典」は17年目を迎えた。

鷹の祭典といえば、入場者全員にユニフォームを配布するのが恒例だが、実はこれ、ホークスとファンの絆を深めつつ、新規のファン獲得にも繋げる戦略。8月には子ども向けにレプリカキャップの配布も行っており、将来的な投資も万全だ。

そんな鷹の祭典、毎年7月に行われるが、それにはこんな裏事情がある。
プロ野球のチケットは一般的な傾向として、開幕直後の4月と夏休み前の7月の販売に苦戦するという。

そこでユニフォームの全員配布戦略が、7月のチケット販売を後押しし、さらにお祭り効果でグッズの収益も大幅増収となっているのだ。

ホークスの“マル秘”グッズ戦略!

PayPayドームに隣接するHAWKS STOREは、絵に描いたような盛況ぶりだ。中でも気になったのは、テントに洗濯ネットなど、応援には直接関係ないグッズたち。

もはや応援グッズは当たり前、日常使えるホークスグッズにヒットの予感だ。

その開発現場にお邪魔してみると、企画会議では自由な発想で意見交換が行われ、ヒット商品へと繋がっていた。

例えば、アイドル顔負けの「ホークス選手スーツコレクション」がスマッシュヒット!

野球プラスアルファの付加価値で販路を広げる、ホークスのグッズ戦略。福岡ソフトバンクホークスは、球団に主軸を置きながら、野球を超えた、野球以外のエンターテインメントビジネスの展開にも挑戦している。

ホークスの「ボールパーク」構想

PayPayドームを起点とし、福岡のエンターテインメントを集約!福岡ソフトバンクホークスの「ボールパーク」構想の1つとして、2020年7月、複合エンターテインメントビル「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)」を開業させた。「王貞治ベースボールミュージアム」に、吉本興業とHKT48の専用劇場など、そこはまさにエンタメ空間!

さらに日本初を含む3種類の絶景アトラクション、その名も「絶景3兄弟」がE・ZOにお目見え。
ぶら下がり式レールコースターの「つりZO」は、地上およそ60メートルの屋上から今まで見たことのない絶景が広がる、スリルと絶叫の1分間。全長100メートルのチューブ型スライダー「すべZO」は、ビルの壁面に沿って地上までいっきに滑り降り、暗闇のうねりの中、光と音の演出で幻想的な世界へと誘う。

“危機感”をビジネスに

様々なチャレンジを続ける福岡ソフトバンクホークスを引っ張る1人、太田宏昭・代表取締役専務COOに話を聞いた。

「エンターテインメントをやりたいから大きくしているというよりも、一企業としての危機感。野球だけやっていて“福岡ソフトバンクホークス”が潰れないかと。企業として破綻するんじゃないかという危機感を持っているから、何かを広げていかないと生き残れないと思っている。この危機感から、普通にビジネスとして展開しているというだけ」

「危機感しかない。今回のコロナでさらに痛切に感じた。お客さんが来ないとこんなに会社がダメになっちゃうんだと露骨に分かったので」

そんな危機感をビジネスに!福岡ソフトバンクホークスは“総合エンターテインメントカンパニー”として勝利を目指す。

(文:軽部 明香里)

日曜劇場『アトムの童』

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