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謎の民謡まつばんだを追え!!

2022年第14回
制作:MBC南日本放送
ディレクター:七枝 大典

鹿児島県屋久島。
1993年、ユネスコの「世界自然遺産」日本第一号の1つに登録されたたことでも知られ、太古からの自然が今も色濃く残る、人口およそ13,000人の島。
周囲およそ130km、面積およそ500km?の島に 九州最高峰の宮之浦岳(1936m)をはじめ、標高1,000mを超える山々が連なるこの島に、ひっそりと残る民謡がある。それが「屋久島民謡まつばんだ」。

いつから、誰が、どのような用途で歌われていたのか。正式な記録がほとんど残っておらず、タイトルの「まつばんだ」自体も何を意味するのかも分からないという「謎の民謡」。
しかし、この民謡を記録した ある1本のテープがあった。聞くと2つの印象を受ける。1つは、まるで屋久島の過酷な自然環境を表したかのような高低差の激しい音程。これを歌いこなすには相当な技量が求められることは容易に想像できる。そしてもう1つは琉球音階。屋久島と沖縄には歌が残るほど、密接な関係があったのだろうか。

番組では、このテープをもとに「民謡まつばんだ」を徹底調査。専門家による解説や7年前に「まつばんだ」と出会い、歌い続ける1人の女性と共に本民謡のルーツに迫る。

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