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野外スポーツ「ロゲイニング」体験

福岡生まれの登山アプリYAMAPとお届けする「やまプリ」。今回はYAMAP専属ガイドのひげ隊長こと前田央輝さんと登山初心者の服部さやかが、空が澄み渡る冬におすすめのスポットを6時間かけて歩き尽くしてきました。
今回のやまプリの舞台は、阿蘇山の北側にある熊本県小国町。
あちこちで温泉が湧き出る自然豊かな癒しの町です。二人が参加するのがこの小国町を拠点に始まる「ロゲイニング」。ロゲイニングとは、大自然の中に設けられたチェックポイントを制限時間内にめぐり得点を競うチームスポーツのこと。

チェックポイントごとに配点が異なるため効率よく得点する戦略を立てなければなりません。競技を進めながら同時に絶景や歴史を楽しむこともできるんです。今回の「ASOロゲイニング2022」には九州中から87チーム、237人が集まりました。

大会の上位入賞に絡めない展開も想定し、二人の対戦相手は同じく初参加の熊本県庁職員チーム。個別に得点を競い、やまプリチームが勝ったら主催者から視聴者プレゼントがいただけることに。
視聴者プレゼントを賭けた絶対に負けられない戦いがスタート!この大会では小国町、南小国町、産山村にまたがる115のチェックポイントをまわります。拠点の小国町から離れている場所ほど得点は高い傾向にあります。YAMAPアプリの位置情報機能を使って各ポイントでチェックインしていくルールです。

まず二人が訪れたチェックポイントは「ケヤキ水源」。その名の通り、樹齢1000年のケヤキの真下からきれいな水が絶えず湧き続けている開運スポットです。招福石があり、二人も水をかけながら願い事をします。ここでやまプリチームが3ポイント獲得!

続いてのチェックポイントは「鏡ヶ池」。平安時代に醍醐天皇の孫娘が恋人との再会を祈願して投げ入れられたとされる鏡が池の底に沈んでいます。ケヤキ水源と同様にきれいな湧き水のスポットです。

ここで熊本県庁チームに動きが・・・。公共交通機関の使用はOKということでバスに乗って南小国の方に行き、高得点を狙う作戦です。阿蘇外輪山のふもとに位置する人口4000人の小さな町、南小国町。この南小国町に高得点かつ絶景チェックポイントがあると聞き、やって来たのが「平野台高原展望所」。阿蘇五岳と県をまたいで九重連山まで見える大パノラマスポットです。また福岡県民にも馴染み深い筑後川の源流があることでも知られています。

南小国町で高得点を重ねていく県庁チームの4人。展望台付近で一気に60ポイントを積み上げ、合計ポイント100点を突破し、やまプリチームを引き離します。
後半で挽回を図りたいやまプリチームもシャトルバスで23km離れた“産山村”へ向かい、高得点を狙う作戦へ。田畑や牧草地が広がる産山村は、熊本県の市町村の中で2番目に人口が少ないのどかな村。1分間に30トンもの水が湧き続ける天然のウォーターサーバーであり環境省の名水百選にも選ばれた「池山水源」があることで有名です。

産山村の乗馬施設「馬遊び・陽なたぼっこ」で乗馬ができると聞き、チェックポイントまで馬で移動。配点が高い産山村、一ヶ所目で15ポイント獲得しました。

馬から降りた途端、空腹に襲われる二人。残り2時間ですが、定食屋でがっつりランチをとることに。料理が来るのに時間がかかると聞いた二人は、この待ち時間を活用してチェックポイントをめぐります。6ヶ所まわり、合計90ポイントをゲットしました!
その頃、県庁チームもランチの時間。やまプリチームとは対照的で待ち時間はしっかり休憩をとりました。

レースは残り1時間。小国町にバスで戻り、ラストスパート!最後のチェックポイントで写真を撮ったところで、残り10分。時間内に戻らないと稼いできたポイントがどんどん減る減点システムだということで、ゴールまで猛ダッシュ。やまプリチームは制限時間24秒を残してゴールしました。対戦相手の県庁チームは15分前に到着していたようですが・・・。

最終結果は、やまプリチームが149点、熊本県庁チームが144点。わずかな差で見事やまプリチームが勝利しました!ちなみに優勝チームの得点は449点。このチームには熊本のブランド牛・赤牛などが贈られたそうです。
激闘を終えた二人は、杖立温泉「よろづや旅館」で疲れを癒しました。
○馬遊び・陽なたぼっこ(産山村田尻)
乗馬体験 10分
1000円
○よろづや旅館/熊本県小国町杖立

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熊本県小国町