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州・長野県松本市はとっても水がおいしいところ!

信松本平を囲む山々の恵みなんですねえ。町に点在する湧き水も、場所によって味が違うんですよ。さらに水道の水もおいしいんですから、もう幸せ。

そんな水の恵みを受けて作られるのが信州味噌!創業慶応4年、の「石井味噌店」http://141miso.chu.jp/に行って来ました。石井味噌のお味噌は、国内産の原料、中でも大豆はほとんどが長野県産。保存料も添加物も一切使いません。4つある蔵の中に杉の木の桶が65本。この桶が、厚さ5~7cm、高さ2m強。1つに4500kg(お味噌汁にすると汁椀37万杯分)仕込まれるそうです。

イチオシは3年熟成して完成の「三年味噌」。いまどきのお味噌の97%が、“速醸法”といってステンレスのタンクに入れて外から加熱するなどの温度管理をしてるのに対して、石井味噌では天然醸造。信州の平均気温だと3年(ニ夏二冬)過ぎた頃がちょうど、たんぱく質がアミノ酸とグルタミン酸(旨み成分ですね)に変わるベストのタイミングだそう。熟成中は、「天地返し」といって桶の中身を全部スコップですくって隣の桶に入れ替えて味噌の上下の位置を入れ入れかえる作業や、「移しかえ」といって保存する蔵を引っ越して、“蔵癖”という蔵ごとの特徴を平均化する作業が発生します。これが全部手作業。こうして手間ひまかけて作られたお味噌は、とーってもおいしいっ!蔵見学のあとはお味噌汁がふるまわれますよ。石井味噌の製品は通信販売してますので、お取り寄せもいいのでは?でも、あの蔵と井戸はぜひ見に行ってくださいね~。おいしさ倍増ですよ。下の写真は左から、味噌だま(熟成前)、1年もの(これも売ってます)、三年味噌、そして10年もの。

そして!おいしい水からはおいしいお酒もできますねっ!今回はワインをご紹介。おじゃましたのは「山辺ワイナリー」。ぶどうの栽培を200年以上続けてきた山辺地区のぶどうを生かそうと、6年前に誕生しました。このワイナリーの株主は700人の地元のみなさん。ゆえに、常に正直に丁寧に作るためのよいプレッシャーがかかっています。山辺とその周辺で栽培されている12種類のぶどうから、24の銘柄のワインが作られています。標高700mの松本市の特徴を生かしているのが「氷結」シリーズ。絞った果汁を-25℃で凍らせて、それを1月の寒い時期に自然解凍します。水分は0℃になるまで溶け始めませんが、果汁のエキスは-数度で溶けるんですね。そのエキスからデザートワインが出来上がるんです。ここも、ずらりと並ぶワインたちの試飲ができますよ。ぜひ、お出かけください。

● 松本市観光情報 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/

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