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福岡空港から約100分で信州まつもと空港に到着。

暮らし

標高600mを超えているため、お日様が近い!ゆえに眩しい!目に入ってくる周りの景色もエッジが効いています。ちりっと肌に当たる感じの日光と、さらりとした空気。やはり福岡とは気候が違うと実感します。

さらにさわやかさを求めて、車で30分ほどの安曇野市へ出かけました。常念の山への登り口に「延命水」があります。地元では「1口で10年長生きできる」といわれる水は、長いこと手をつけていられないくらい冷たくて、まろやかな柔らかい味。がぶ飲みしてしまいましたので、180歳くらいまではいけるかも?ここでであったのが、元TBSニュースキャスターの新堀俊明さん。「信州は第2のふるさと」とおっしゃる新堀さんも“夏らしい涼しさを求めて”延命水を訪ねたそう。「信州の魅力は山と湖と水」とのこと。早起きして朝の山の景色を楽しむことを薦めてくださいました。中でも安曇野でのオススメは、常念の眺め、水、美術館(初心者は碌山美術館、お気に入りは豊科近代美術館だそう)、わさび田などを挙げてくださいました。

山の恵みを感じられる「岳都(がくと)」であり、教育・学びのまちとしての「学都(がくと)」、そして音楽のまちとしての「楽都(がくと)」…これが松本エリアの特徴です。楽都らしい催しが、毎年夏の終わりに行われる「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」!あの小澤征爾さんが総監督で、指揮もなさるということでも有名です。恩師・齋藤秀雄さん(桐朋学園創始者の一人)の教え子達を中心にしたサイトウ・キネン・オーケストラの演奏は、世界の高評価を受けているのです。イギリスの音楽誌が行った世界初「世界のオーケストラ番付・ベスト20」の19位にランクイン!これは日本のオーケストラでは唯一、また臨時編成のオーケストラとしても唯一だそう。毎年チケットが取れないことで有名ですが、今年は席数の設定が多い公演があるので、まだ間に合いそうです。問い合わせは0263-39-0001、または公式サイト→ http://www.saito-kinen.com/ へ。もし、チケットが取れなくても、松本城や蔵などで演奏が中継されるプログラムもあるし、松本城前で地元の小中学生が演奏し歌う「信濃の国(=県民歌)」の指揮を小澤さんがなさったり、吹奏楽のパレードがあったり、とにかく街中で音楽を楽しめそうです。ひょっとして、街でアーティストに出会えたりするかも!今年は8月17日~9月9日まで開催です。
さらに、音楽祭情報を。長野県の南西部、山深き木曽では8月20日~23日まで「木曽音楽祭」が行われます。今年で35回目だそうで、九州の湯布院の音楽祭と同じくらい古くからの音楽祭です。日本有数の演奏家達が奏でる、なかなか普通は上演されないような曲が聴けるのが特徴です。おもしろいのは、演奏家達が事前に木曽の家庭や別荘に宿泊しながら、合宿形式で練習を重ねて本番を迎えること。合宿中は地元ボランティアに食事などのサポートをしてもらっています。木曽の人々にもてなしてもらった演奏家が、その心をベースにして全国からのお客様を音楽でもてなすという、ステキな音楽祭です。山あいに響くクラシック音楽はいかがでしょう?
詳しくは→ http://www.town-kiso.com/music/ へ。

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