日本製ジーンズの人気が高いアジア、香港で沖縄の伝統工芸の技で作られたメイドイン沖縄のジーンズが登場。
アジアのジーンズファンやバイヤーは、初めて見る手染め、手織りの究極のハンドメイド「琉球デニム」に大注目!
この「琉球デニム」、沖縄の伝統工芸のものづくりを世界にと世界的に活躍するジーンズデザイナー/プロデューサー、榎並崇統(48)が沖縄の職人に提案したもの。
沖縄で古くから愛されてきた琉球藍、その深い色合いを生かした琉球絣をジーンズに!と売り込むことを提案した。
糸を染め、手織りするのは琉球絣3代目の大城拓也(43)。
織り上げた布を仕上げるのは沖縄の海。海で布を洗って、海水のミネラルと日光で色を定着させて発色をよくするといわれる「海晒し」と呼ばれる伝統の方法で沖縄の自然の恵みを布に定着させる。
ポケットの裏地には紅型の龍が踊る。
琉球王朝の雅な文化を伝える紅型を継承するのは紅型職人、宜保聡(43)。
「先人の知恵、技を生かすだけ」と伝統技法を今にデザインした。
大城の布、宜保の紅型をジーンズに縫製するのは国吉遊(43)。
ジーンズのメッカ、岡山で10年修行した職人。彼らのジーンズは沖縄そのもの。
「琉球デニム」はアジアのジーンズ市場で伝統工芸を今に生かせるか?!
アジアのジーンズファンやバイヤーは、初めて見る手染め、手織りの究極のハンドメイド「琉球デニム」に大注目!
この「琉球デニム」、沖縄の伝統工芸のものづくりを世界にと世界的に活躍するジーンズデザイナー/プロデューサー、榎並崇統(48)が沖縄の職人に提案したもの。
沖縄で古くから愛されてきた琉球藍、その深い色合いを生かした琉球絣をジーンズに!と売り込むことを提案した。
糸を染め、手織りするのは琉球絣3代目の大城拓也(43)。
織り上げた布を仕上げるのは沖縄の海。海で布を洗って、海水のミネラルと日光で色を定着させて発色をよくするといわれる「海晒し」と呼ばれる伝統の方法で沖縄の自然の恵みを布に定着させる。
ポケットの裏地には紅型の龍が踊る。
琉球王朝の雅な文化を伝える紅型を継承するのは紅型職人、宜保聡(43)。
「先人の知恵、技を生かすだけ」と伝統技法を今にデザインした。
大城の布、宜保の紅型をジーンズに縫製するのは国吉遊(43)。
ジーンズのメッカ、岡山で10年修行した職人。彼らのジーンズは沖縄そのもの。
「琉球デニム」はアジアのジーンズ市場で伝統工芸を今に生かせるか?!
<取材先データ>
大城廣四郎織物工房
担当者:大城拓也
住所:沖縄県南風原町字本部175
電話番号:098-889-3549
*琉球デニムは現在香港で限定発売のため、香港のTAKE5のみで販売。
TAKE 5
担当者:ベニー・セキ(日本語可能)
住所:香港九龍尖沙咀金馬倫道17號一樓
電話番号:+852 2375-5731
HP:http://www.take5jeans.com
榎並崇統
フリーランスのため情報公開なし
Double Volanch(ダブルボランチ)
担当者:国吉遊(くによしゆう)
住所:沖縄市久保田2-30-12
電話番号:098-932-2286
090-4691-8096
びんがた工房くんや
担当者:宜保聡(ぎぼさとし)
HP:http://kunyadyedye.ti-da.net
琉球藍製造所
住所:沖縄県本部町伊豆味297
担当:仲西利夫
電話:090-9785-3779
Email : ntoshio3@gmail.com
担当者:大城拓也
住所:沖縄県南風原町字本部175
電話番号:098-889-3549
*琉球デニムは現在香港で限定発売のため、香港のTAKE5のみで販売。
TAKE 5
担当者:ベニー・セキ(日本語可能)
住所:香港九龍尖沙咀金馬倫道17號一樓
電話番号:+852 2375-5731
HP:http://www.take5jeans.com
榎並崇統
フリーランスのため情報公開なし
Double Volanch(ダブルボランチ)
担当者:国吉遊(くによしゆう)
住所:沖縄市久保田2-30-12
電話番号:098-932-2286
090-4691-8096
びんがた工房くんや
担当者:宜保聡(ぎぼさとし)
HP:http://kunyadyedye.ti-da.net
琉球藍製造所
住所:沖縄県本部町伊豆味297
担当:仲西利夫
電話:090-9785-3779
Email : ntoshio3@gmail.com
番組後記
手染め、手織りのジーンズを香港で売る!と絣職人の大城拓也さんから聞かされた時、なぜ香港で?!と不思議な思いを感じた。しかしリサーチを始めると香港を中心に日本製のジーンズの販売が伸びている。そこに伝統工芸を継承する職人の手から生まれる究極のハンドメイドジーンズを売り込むという。
さらに近年、服を短期間で消費していくファストファッションが世界中で主流だ。そこに染料となる琉球藍を収穫して泥愛を作り、糸を染めて手織りでデニム生地を作る。ポケットには紅型と呼ばれる手彫りで型を作り、何度も染料を重ねて柄を描く沖縄伝統の紅型。さらに1人の職人が1本ずつ縫製する。気が遠くなるほどの過程を経て出来上がる贅沢さ、究極のスロージーンズ、ハンドメイドジーンズだった。
沖縄で長い時間をかけて育まれてきた伝統工芸の技が、ジーンズという身近なファッションとなって生まれ変わる。その過程は非常に美しいものだった。
香港での取材では高額にもかかわらず日本製のジーンズが飛ぶように売れていく様子を目の当たりにした。その様子は日本製ジーンズの「需要」「人気」を実感させた。どの人も「日本製は質がいい」「こだわりが好き」「高額でもその価値がある」と語る。これが日本製人気を支える考えのようだった。香港の通常のジーンズの40倍以上の価格だが、琉球デニムに対するジーンズファンの反応は良い。丁寧なものづくり、沖縄の伝統から生まれる他にはない素材感が気に入られていた。着物離れが著しい日本において伝統の染め織りは瀕死の状況だ。しかし発想やルールをちょっと外れると染め織りの新たな展開の可能性があるのではないか、と感じさせる取材となった。
さらに近年、服を短期間で消費していくファストファッションが世界中で主流だ。そこに染料となる琉球藍を収穫して泥愛を作り、糸を染めて手織りでデニム生地を作る。ポケットには紅型と呼ばれる手彫りで型を作り、何度も染料を重ねて柄を描く沖縄伝統の紅型。さらに1人の職人が1本ずつ縫製する。気が遠くなるほどの過程を経て出来上がる贅沢さ、究極のスロージーンズ、ハンドメイドジーンズだった。
沖縄で長い時間をかけて育まれてきた伝統工芸の技が、ジーンズという身近なファッションとなって生まれ変わる。その過程は非常に美しいものだった。
香港での取材では高額にもかかわらず日本製のジーンズが飛ぶように売れていく様子を目の当たりにした。その様子は日本製ジーンズの「需要」「人気」を実感させた。どの人も「日本製は質がいい」「こだわりが好き」「高額でもその価値がある」と語る。これが日本製人気を支える考えのようだった。香港の通常のジーンズの40倍以上の価格だが、琉球デニムに対するジーンズファンの反応は良い。丁寧なものづくり、沖縄の伝統から生まれる他にはない素材感が気に入られていた。着物離れが著しい日本において伝統の染め織りは瀕死の状況だ。しかし発想やルールをちょっと外れると染め織りの新たな展開の可能性があるのではないか、と感じさせる取材となった。
担当:RBC琉球放送 土江 真樹子
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