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カラフル!魔法の粉でキレイにおいしく

主に九州産の野菜・果物・穀物を、用途に応じた加工(カット・ペースト・乾燥・粉末)で商品化する村ネットワーク。病院・学校給食などに加工商品を提供、小ロット生産が可能なため、街の小さなレストランなどにも出荷している。

各企業が村ネットワークの加工商品を導入するメリットは多く、洗浄やカットに費やす時間や人件費などを削減でき、在庫管理も明確になる。特に粉末製造を得意とし、各野菜の切り方や乾燥温度、摩擦熱を極限まで抑えて挽くことで、旬の野菜が持つ素材の味・色・栄養成分を保ちながら製粉することができる。

粉末にすることで、離乳食や高齢者の食事、野菜が苦手な子どもの食育に使える。また鮮やかな色あいは、料理やスイーツなど商品開発をする際に新しい発想をもたらす。

この粉末の事業は、常務の應和春香さん(36歳)に任された。應和さんは、粉末の良さをより分かりやすく消費者に伝える術として、地元の料理研究家に協力を仰ぎ、オリジナルレシピ作成に着手。さらに海外輸出にもチャレンジ。現在、フランス・台湾・オーストラリアへの輸出が成功。夢は野菜の粉末が当たり前のように食卓に並ぶこと。野菜の可能性にかける大分の企業を紹介する。
会社名:村ネットワーク
担当者:常務取締役 應和春香
住所:〒879-6441
大分県豊後大野市大野町田中43-12TEL/FAX:0974-24-5556
MAIL:ouwa.mura-net@oct-net.ne.jp HP:http://muranetwork.com/
【紹介商品】
VEGEMARI(ベジマリ)野菜パウダー
1袋50g入 691円~ ※店頭価格
・かぼちゃ・ピーマン・れんこん・ごぼう・ほうれん草・にんじん
 

取材後記

今回取材したのは、VEGEMARI(ベジマリ)野菜パウダー。
地元の新鮮な旬の野菜を、おいしさも香りも栄養も残したまま粉砕、更に1年半と長期常温保存ができ、お湯や水で溶かすだけで簡単に食べられるという優れものでした。

まず商品を知ったとき、そのカラフルなビジュアルに惹かれ、日曜の朝に流れる映像としてピッタリだと思い、すぐに連絡をしてお会いしました。担当していたのは4歳のお子さんを育てている、とっても明るい應和春香さん。

カラフルなメイクと明るい声色で、これまた商品のイメージにピッタリな人だと思いました。話を聞くと、地元の野菜をひとつも無駄にしたくないという強い思いから生まれた商品で食品ロス削減にも一役買っているというすばらしいコンセプトの商品でした。

粉末にする工程を撮影しながら、この商品が人の役に立つと思ったきっかけや
パウダー状にならなかった数多くの失敗談、新しい食品を広めるためにレシピの開発を依頼した話など伺っているうちに、應和さんのチャレンジ精神やポジティブな気持ちが、このカラフルな野菜パウダーに表れているのだと感じました。

今はコロナ渦で、世界中を飛び回って売り込むということは難しいですがそれでも約1年かけて着実に世界進出を果たしています。コロナ渦が過ぎ去ったあと、應和さんがカラフルなパウダーとともに世界中を飛び回っている姿が浮かんできます。同じ働く女性としてお手本にしたい魅力的な人、そして魅力的な商品でした。

担当:OBS大分放送/羽迫かおり

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