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魔法の氷が鮮魚を変える! 夢のノートが人生を変えた!!

「やり残した仕事がある」、その思いが『海水シャーベット氷』を作らせた。
保坂征宏(ゆきひろ)さん(73)は、大手電機メーカーの冷熱製造部門の技術者として世界を飛び回った。定年をきっかけに62歳で会社を立ち上げた。新鮮な魚を新鮮なまま届けたいという離島や遠隔地の漁民の思いを形にしたかったのだ。
保坂さんが注目したのは“氷”。真水で作った氷漬けでは、魚の身が焼けやすい。また、浸透圧で魚体が水膨れになって美味くない。

それを解決したのが“海水シャーベット氷”だ。保坂さんは、その製造システムの開発設計をした。真水より凍結点が低く魚の身が締る。何より鮮度の保持時間が真水氷より2倍も長い。その結果、長崎の五島で獲れたマグロが、東京・築地で、高値で取引され、寿司や刺身として食される。東南アジアにも進出した。
世界一への鍵は“夢ノート”。睡眠中に問題解決のヒントがひらめいて、何度も困難を乗り越えてきた。

そして、もうひとつの鍵が“黄金の温度帯”。魚が凍結するギリギリの温度帯になると、魚自体が“旨味成分”を出す、という説があるのだ。
保坂さんは、これを実証しようと、ノート片手に今も世界を飛び回る。

保坂征宏 冷熱技研
長崎市琴海戸根町452-3
095-884-1313

橋口直正 橋口水産
長崎県新上五島町若松郷40
0959-46-2466

すし一番 築地場外市場店
東京都中央区築地
03-3524-7188

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