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私 海女になります ~受け継ぐ漁文化~

「日本海沿岸の海女発祥の地」とされる福岡県宗像市鐘崎で、この春、海女として走り出した、滋賀県出身の本田藍さん(34)。かつて200人程いたといわれる海女は、漁場の変化や男性海士の増加などで、今、女性は本田さんを含めて4人。海女文化を継承していくため非常に期待されている存在だ。

本田さんは、宗像市が海女見習いを募集したところ、県外から移住。3年の海女修行を経て、この春から自分の船を持ち、海に出ている。京都で高校の生物教諭をしていた本田さんは、「海に潜るとまるで宝探しだ」と目を輝かせて話す。さまざまな生物がいる海中での仕事は、実に楽しそう。海女として地域の漁業を支えるだけではなく、地元の漁師たちと協力してごみの回収を定期的に実施するなど、大好きな海を守るための活動にも注目。

また、本田さんと一緒に見習いから切磋琢磨してきた魚住由佳理さん(37)。サーフィンが好きな魚住さんの夢は、いつか海の近くで暮らすことだった。

この地域に残る決意をした2人を、地元の人たちはあたたかく、時に厳しく見守る。海女として奮闘する姿だけでなく、地域に貢献しようとさまざまなアイデアでチャレンジする新人海女の日々を追う。

(製作:RKB毎日放送 / 堤 千春 )

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