PageTopButton

コロナ禍で一歩進んだ新業態☆循環型社会を目指す企業

コロナ禍で変化を余儀なくされている現在、福岡の企業が本業を行ないながら一歩進んだ新しい業態に挑戦しています。新業態のテーマは「SDGs」持続可能な暮らし、循環型社会を目指しています。一体どんな取り組みなのでしょうか?

リユース子供服「ポスポスマルシェ200」

新たな業態に挑戦しているのが「ポスト&ポスト」。市内に3店舗展開、買い取り・リユース販売を行う子供用品専門ショップです。店内にはベビーカー、チャイルドシート、ベビーベッドなど、リユース品とは思えない状態のいい商品がずらり!ほとんどが半額以下で販売、子育てママに人気のお店です。

さて、この店がいちばん力を入れているのが子供服のリユース!すべて買い取りのリユース品の1点物!赤ちゃんから小学校低学年の子供服、およそ3000点が揃っています。また、コロナ禍でアパレル業界も打撃を受けており、ブランド子供服の需要が減少し売れ残りが急増したため、それを買い取り販売している「一部未使用品コーナー」などもあります。

しかし、以前は店頭では販売出来ない規格外の子供服を再利用するため、海外へ販売していたのですが、コロナ禍で流通がストップ。その規格外商品を国内で使ってもらいたい!という思いから、ポスポスの新しい業態の店舗が、2月にマークイズ福岡ももちにオープンしました。それが「ポスポスマルシェ200」。リユース子供服のアウトレットショップです。なんと、店内全品200円均一なんです!目に見えるか見えない程度のシミや毛玉など、気にならないものも多く、保育園の着替え用として大量に買って行かれるお客様が多いとか!以前はショッピングモールなどで移動販売を行っていましたが、お客様の反応も上々ということで3月までマークイズももちに常設されたそう。また10g10円で買えるリユースおもちゃの量り売りも。パーツがなかったりちょっと傷んでいても、小さな子どもたちには宝の山ですね!

リユースがファーストチョイスになり、その結果、廃棄されるごみの量が減る...「捨てずにつなぐ」という優しい暮らし方を提案してくれています。

◆ポスト&ポスト 石丸店/福岡・西区
HP:https://post-post.jp/ ☆ポスポスマルシェ200/マークイズ福岡ももち1階
赤ちゃん~小学校低学年まで
※3月いっぱい期間限定

アウトドアグッズを循環デザインに

登山者やアウトドア愛好家に大人気のアプリ「ヤマップ」を開発した福岡のIT企業。登山中に携帯電話の電波が届かないエリアに入っても、GPSで現在位置が確認でき、遭難や迷子の防止にもつながる。また、歩いたルート表示や道中の写真を保存。登山記録がすぐ作れると、大好評の登山アプリです。コロナ禍で登録者数は226万ダウンロードと大幅アップ。屋内の活動がしにくくなったため、アウトドア愛好家が激増!登山やキャンプは例年にない盛り上がりを見せているそうです。

コロナ禍で急増するアプリ利用者とアウトドア愛好家。福岡のIT企業「ヤマップ」の新業態は、見て触れるアウトドアグッズのリアル店舗です。スタッフが実際に使ってセレクトした使えるアウトドアグッズが並びます...が、このリアル店舗では、あくまでも商品を見て触って確かめるだけ。支払いはスマホやパソコンから、ネット上のヤマップ通販サイトにアクセスして決済、後日自宅へ商品が届く仕組みとなっています。

さらに、環境にやさしい「循環デザイン」という取り組みを始めました。リサイクルベンチャー企業とコラボした循環デザインで制作されたロングTシャツ。捨てられるはずだった服を回収し、生地にして新たな服にする。さらに1年間このTシャツをレンタルし普段通り着た後にまた新しい服にする...循環させて資源を守り廃棄ロスをなくすという取り組みなんです。ヤマップでは先々、このリアル店舗を使い、登山用具やキャンプ道具にも循環デザインの仕組みを広げていきたいと考えています。自然とどう共存し、どう住みやすい未来を次世代につないでいくか?コロナ禍だからこそ「環境」や「SDGs」といった大事なテーマを見つめなおす機会なのかもしれませんね。

アウトドアグッズ循環デザイン
HP:https://store.yamap.com/ ●ヤマップストア/博多AGビル5階
※3月8日(月)OPEN
☆登山アプリ 「ヤマップ」

2021年3月1日放送


タダイマ!  毎週月~金曜 ごご3時40分

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

radiko 防災ムービー「あなたのスマホを、防災ラジオに。」
radiko 防災ムービー「いつでも、どこでも、安心を手のひらに。」
SDGsBecolorful