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モノを壊さず超速検査!戦

現代社会ではあらゆる分野で、「安全」や「品質管理」が重視されている。同時に、モノを壊さずに傷の有無や、内部の状況を調べる非破壊検査に大きな期待が集まっている。身近な例で言えば、「スイカをたたいて、中身のデキ具合を調べる」というのも非破壊検査だ。

新日本非破壊検査株式会社は、昭和35年、北九州市八幡東区に九州で初めての総合非破壊検査会社として設立された。超音波や電磁波などを利用し発電所や・航空機・建築・などの精密検査を行っている。そうした社会インフラは壊して調べるわけにはいかない。また検査のために長期間ストップさせたり、閉鎖するわけにもいかない。

正確にスピーディーに検査できる測定器が求められている。そこで新日本非破壊検査は200メートルの煙突にへばりつき障害物をよけながら進んで金属や塗装面の厚さを測って傷を見つけ出すロボット。人が行きにくい高い橋梁をドローンで打音検査するロボット。水中を進む検査ロボットなどをゼロから顧客のニーズに応えて開発してきた。水流を利用した超音波によるパイプ検査では世界一のスピードを誇る。地域未来牽引企業に選ばれた北九州市の検査会社の魅力を追った。
■取材先
会社名:新日本非破壊検査株式会社
担当者:代表取締役社長  中山 安正
住所:北九州市小倉北区井堀4-10-13
電話:093-581-1234
HP:http://www.shk-k.co.jp/

取材後記

「非破壊検査」という言葉に何だろうと疑問を持ったのが取材のきっかけでした。 調べてみると開発力がすごい。調べる対象は発電所や橋、トンネル、地下パイプなど 社会を支えるインフラが主です。

それだけに壊すことはもちろん検査のために長期間止めたり閉鎖するわけにはいきません。正確にしかもスピーディーに検査する検査機械をニーズに応じてゼロから開発していきます。しかもある検査機は世界一の検査スピードを誇るそうです。

北九州市はもの作りの企業が多く、今回もその底力を感じさせてもらいました。

担当:RKB毎日放送 山田尚

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