
~チタン×LED 点けるだけで部屋の空気がキレイに~
ビジネス
長崎市の㈱イナヅマ電気工事が開発した「イナヅマライト・さわやか」は、点けているだけで部屋の空気をキレイにしてくれる画期的なLEDライトだ。
照明器具がなぜ「消臭・除菌」できるのか?その理由はライトの前面に塗られた酸化チタンにある。酸化チタンは「光触媒」といい、光を当てるだけで接触している有機物を水と二酸化炭素に分解する能力があるのだ。もう1つの理由は紫外線だ。酸化チタンの効果を高めるため「イナヅマライト」の中には、LED発光器と共に紫外線ランプも並ぶ。
照明器具の中に紫外線を入れるという大胆な発想だが、内側から酸化チタン膜を刺激し活性化させたことで、部屋の中の有機物(ほこり・細菌・タバコの煙など)を分解することにつながった。開発したイナヅマ電気工事の創業者・犬塚貴雄会長(78)は、かつてLED照明と水耕栽培を組み合わせた「野菜工場」の実験をするなど、LEDの可能性に早くから注目していた。基礎研究を続け、今回初めて商品化に至った。今のところ高齢者施設や学校関係などに千台ほど納入、今後は「携帯型」の開発も進めている。消臭・除菌機能を持つLED照明「イナヅマライト」が照明器具の新時代を切り開こうとしている。
照明器具がなぜ「消臭・除菌」できるのか?その理由はライトの前面に塗られた酸化チタンにある。酸化チタンは「光触媒」といい、光を当てるだけで接触している有機物を水と二酸化炭素に分解する能力があるのだ。もう1つの理由は紫外線だ。酸化チタンの効果を高めるため「イナヅマライト」の中には、LED発光器と共に紫外線ランプも並ぶ。
照明器具の中に紫外線を入れるという大胆な発想だが、内側から酸化チタン膜を刺激し活性化させたことで、部屋の中の有機物(ほこり・細菌・タバコの煙など)を分解することにつながった。開発したイナヅマ電気工事の創業者・犬塚貴雄会長(78)は、かつてLED照明と水耕栽培を組み合わせた「野菜工場」の実験をするなど、LEDの可能性に早くから注目していた。基礎研究を続け、今回初めて商品化に至った。今のところ高齢者施設や学校関係などに千台ほど納入、今後は「携帯型」の開発も進めている。消臭・除菌機能を持つLED照明「イナヅマライト」が照明器具の新時代を切り開こうとしている。
■取材先
会社名:株式会社 イナヅマ電気工事
出演者:犬塚 貴雄 取締役会長
担当者:芳野寛聡 総務部長
住所:長崎市西山2丁目2-3
電話:095‐825‐2220
FAX:095‐824‐2669
その他:商品価格に関しては「参考価格」として
表示しています。(工事費は別途必要)
光の色は白色と電球色の2タイプがあります
ハンディタイプは今年度内の発売をめざし、
鋭意開発中です。
会社名:株式会社 イナヅマ電気工事
出演者:犬塚 貴雄 取締役会長
担当者:芳野寛聡 総務部長
住所:長崎市西山2丁目2-3
電話:095‐825‐2220
FAX:095‐824‐2669
その他:商品価格に関しては「参考価格」として
表示しています。(工事費は別途必要)
光の色は白色と電球色の2タイプがあります
ハンディタイプは今年度内の発売をめざし、
鋭意開発中です。
取材後記
イナヅマ電気工事の犬塚貴雄会長はかなり以前からLEDの可能性に着目していて、LED照明だけを使ってレタスやカイワレ大根を水耕栽培する『植物工場』の実験をしたり、LEDを束ねて光力の強い『投光器』を開発するなど、商品化には至らないもののこれまでにも様々な取り組みを進めてきました。
今回の『イナヅマライト』開発のきっかけは、友人のお見舞いに行った際のこと、病院の天井の蛍光灯がまぶしく、「ベッドに寝て1日中天井を見ていなければならない患者が可哀想だ」と感じ、「目に優しいLEDライトを開発しよう」と思い立ったそうです。そこに様々な付加価値を付けようとして酸化チタンや紫外線を活用するようになり、最終的に特許を取得できたことで満を持しての『商品化』となった次第です。
日本国内では今、高度成長期に造られた学校や公共施設・マンション等の建て替えが進んでいます。また既存の建物でも照明器具は「蛍光灯・白熱電球 ⇒ LED照明」への切り替えも進んでいます。決して即効性はありませんが、じわじわと部屋の空気をキレイにしてくれる『イナヅマライト』が、今後じわじわとブームになるのではないかと期待しています。
担当:NBC長崎放送 山口 仁
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