福岡県直方市に住む小学一年生矢澤涼介(やざわりょうすけ)君。
自慢のコレクション部屋に案内してもらうと…集めた扇風機はなんとおよそ100台。3、40年前に発売された羽根の色がカラフルな年代のものが中心。羽根が回る様子や音が好きという涼介くん。
古いものはカチャカチャと音がいい。新しいものと古いもので音が違うのがまた良いらしく…。綿棒やウエットティッシュを使って扇風機の羽根を磨き上げるのが涼介くんの日課。大好きな扇風機に囲まれながらYouTubeを見る時間が幸せなのだそうです。
涼介君が扇風機に興味を持ち始めたのは2歳のころ。遊園地でゴーカートに乗る姉や兄をよそに置いてあった扇風機を3時間近く眺めていたこともあるほどで、小さいころから扇風機を見るとニコニコ。誕生日ケーキも扇風機が描かれています。
今ではなかなか店頭で見ることのないレトロな扇風機をインターネットオークションで吟味して購入しています。色や羽根のバランス、機能、風量を調整するスイッチなどで選ぶのだそうです。
扇風機少年の夢「ネコ型を作りたい」
そんな涼介くん、扇風機と同じくらい大好きなのが「ネコ」。4匹のネコたちと一緒に暮らしています。
大好きな「扇風機」と「ネコ」を組み合わせた「ネコ型扇風機」を作りたい!
その夢を叶えるため、ネコグッズを製造する東京の企業が協力してくれることになり、クラウドファンディングで支援者を募ることになりました。
この大きな夢の強力な助っ人が小学4年の兄、健吾くん。
実は健吾くん「NEKO KEN」という名前で活躍する切り絵アーティスト。小学1年生の時からネコをモチーフにした切り絵作品を製作していて多くのファンを持ち、小学生ながら個展を開催している才能の持ち主。
ネコの切り絵にレトロな扇風機のコレクション。好きなものが変わることなく突き詰め続ける子供たち。お母さんの奈美子さんはどのような子育てをしているのでしょうか?
「したいと言うことをどんどんさせる。やっておきなさいじゃ続かないかもしれないので、親も新しい情報を持ってくるとか、一緒に熱中してあげると、よりいっそう火がつくんじゃないか。」とおっしゃっていました。
「個性」と「好き」を大切にする矢澤一家とネコたちが生み出した「ネコ型扇風機・すずまる」。
肉球ボタンを押すと「にゃあ~」と鳴き声もします。この鳴き声は矢澤家のネコの本物の鳴き声を収録。
肉球部分には涼介くんの扇風機のイラスト、そしてネコのデザインは兄の健吾くんが描きました。兄弟初のコラボレーション扇風機の完成です。
涼介くんの夢が詰まったネコ型扇風機「すずまる」。クラウドファンディングで支援してくれた方に届けられることになっています。支援者はまだまだ募集中で1人でも多くの人に手にとってもらい、ネコの可愛さと扇風機の魅力を感じてほしいということです。
ひとつ夢がかなった涼介くん。将来の夢は…「扇風機の開発者!」夢に向かって邁進してほしいですね!
〇ネコ型扇風機「すずまる」 クラウドファンディング(7月18日まで)
4950円の支援で扇風機と涼介くん&健吾くんからの手紙付き
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう