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言葉の変換|アナウンサーコラム

平日お昼に放送しているRKBラジオ「#さえのわっふる」。昨年秋から新しい仲間が加わった。JR博多駅や電車のアナウンスでおなじみ田尻敏明さん。しゃべり手の大先輩から、言葉について深く考える機会をもらっている。

先日「言葉の変換」について話す時間があった。言葉の選び方一つで相手に伝わる印象が変わるという話。例えば「君は怒りっぽい」という表現。ネガティブな印象がある「怒りっぽい」よりも、「君は感受性が豊かだ」の方が受け取る側は嫌な気がしない。他にも「古臭い」ではなく「伝統的」。「口下手」は「聞き上手」……といった具合に変換してみると、会話が明るくなると田尻さんが教えてくれた。

田尻さんの発言に気づきを得て、最近心がけていることがある。「すみません」を「ありがとう」に変換すること。これまで私は「すみません」を多用していた。扉を開けてもらって「すみません」。落とした物を拾ってもらって「すみません」。同じ感謝の思いを伝えるならば「ありがとう」の方が温かい。ラジオでも日ごろの会話でも、一つ一つの言葉選びを大切にしたい。そしてあなたには、この記事を読む時間をいただき、「すみません」ではなく、最後まで読んでいただき「ありがとうございました」を伝えたい。
 

1月27日(土)毎日新聞掲載

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武田 早絵

RKBアナウンサー

出身地:福岡県福岡市 誕生日:12月12日 趣味・特技 お絵描き・図画工作・手芸が好き。一生をかけて没頭できる趣味を模索中。

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