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元アナウンサーは選挙に強い!?“日本一元気な街”のリーダーに再び高島宗一郎氏

今林隆史

圧倒的な人気を見せる選挙戦

やっぱり圧倒的に強かった。人口増加が続き「日本一元気な街」とも呼ばれる福岡市のリーダーを選ぶ市長選挙で、現職の高島宗一郎氏が圧勝した。一度マイクを握れば多くの人が手を振り、耳を傾ける。今回も余裕を感じさせる選挙戦となったが、なぜ高島氏は選挙に強いのか?初出馬の時から取材してきた記者がその強さの秘密に迫る。

もし家の前でマイクを使った大音量の選挙演説が始まったら、どう感じるだろうか?「うるさい」「早く終わって」という声が大半なのではないだろうか。だが、高島氏が演説する時は違う。人が集まって来るほか、部屋から顔を出す人もいる。選挙カーが街を走れば多くの人が手を振ってスマホのカメラを向ける。他の政治家ではほとんど見られない光景だ。有権者を見つけたら高校球児のようにダッシュして近寄っていく高島氏。笑顔を振りまいて、一緒に写真に納まる。分かりやすく計算された演説に聞き入る姿も多く見られた。高島氏の選挙を見たのは8年ぶりだったが、相変わらず選挙に強いなと感じさせられた。この強さが高島宗一郎という政治家の原動力となっている。

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この記事を書いたひと

今林隆史

1976年生まれ 福岡市出身 政治・経済などのニュース取材に加え、ドキュメンタリー番組の制作にも携わる。第58次南極観測隊に同行。JNNソウル特派員として韓国の大統領選挙(2022)などを取材。気象予報士・潜水士の資格を有し、環境問題や防災、水中考古学などをライフワークとして取材する。 番組「黒い樹氷~自然からの警告~」で科学技術映像祭 内閣総理大臣賞(2009)、「甦る元寇の船~神風の正体に迫る~」同映像祭 文部科学大臣賞(2013)など受賞。