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島らっきょうに願い込めて

ビジネス
昨年7月に発生した九州北部豪雨。農業生産が盛んだった朝倉地域では復旧作業に加えて「農業の復興」が生活再建という意味でも急務だ。
70歳代~80歳代の高齢者も多く暮らしている朝倉では、生活の術も失い、農業の基盤である農地を元の状態にするには相当な時間がかかると言われている。
地元・朝倉出身で現在は大分臼杵に暮らしている石橋浩二さんは出張先で一報を聞き、豪雨被害の出た2日後に朝倉を訪ねた。ここは叔母さんを始め、石橋さんの親戚が多く暮らす場所だ。叔母の家に向かい必死で土砂を出そうとした石橋さんに叔母さんは「もう無理だからいい」と言って止めたという。
農業を再開するためには、土砂の入れ替え作業が必要だ。知り合いから情報を集め、土を入れ替えなくても栽培が出来るという「天地がえし」という方法を知った石橋さんはこの方法で農地の再生することを決意した。
生産効率が良く、品薄で価格の安定が見込める「島らっきょう」を朝倉農業の再生に活用したらどうか…石橋さんは仲間と動き出す。
若い力を借りながら朝倉地域の農業が再生出来るのか。あきらめていた叔母さんが再び笑顔を取り戻すことは出来るのか。石橋さんの挑戦の日々に密着する。
(製作:RKB毎日放送 / 吉村 聡志)

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