朝倉郡・筑前町の産直所「みなみの里」のアイデアマンとして働く、福丸未央（みお）さん。商社での営業経験もあるキャリアウーマンが仕事を辞め、朝倉の直売所「みなみの里」で働き始めた。福丸さんが働く「みなみの里」に程近い直売所で働いていた裕明（ひろあき）さんと出会い、結婚。しかし結婚２ヵ月後に裕明さんに口腔がんが見つかり、闘病生活が始まる。末期でのがん発見、一時は回復を見せるが、進行するガンであったため舌を切除。大きくなった腫瘍で食事もできず、話すこともできない夫に、未央さんが作ったのが、朝倉の野菜や果物使ったジュースだった。そのジュースを口にした裕明さんは「自分のように介護が必要な方や、闘病中の方にも食べてほしい」という思いから、地元農家を巻き込んだジュースつくりを２人で本格的に始めた。これが夢のはじまり。愛しい人に食べてほしい…。そんな思いがこもったジュースだ。進行する癌と戦いながら、ジュースを味見、改良を重ねる裕明さんとそれを支える未央さん。いくつかの夢はかなえたものの、裕明さんは志半ば永眠。その思いを受け継いだ未央さんは九州北部豪雨で被災した朝倉の桃を使ったジュースづくりを始める。
朝倉の農家を巻き込んだモノ作り。農家と一緒に歩むことが復興につながると信じて行動する福丸さん。「ふるさと朝倉のためになることを…」
亡き夫の思いを継いで奮闘する福丸さんの日々に密着する。
桃のジュースは福岡三越(8/4～8/6)・みなみの里で購入できます。
(製作：ＲＫＢ毎日放送 / 谷口 あゆみ）
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