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福岡・直方の老舗が挑戦!米粉を使った新感覚のエナジーバー

北部九州・山口災害情報パートナーシップを結ぶコミュニティFM各局とRKBによるコラボ番組「ローカる!」。地域密着のコミュニティFM局のパーソナリティにとっておきの街ネタを紹介してもらう。今回は直方市にある「ちょっくらじお」のジャッキー岩尾こと、岩尾一豊さんと、老舗食料品店の新たな挑戦について取材した。(報告・荒木風花ディレクター)  

小売りと卸の老舗が製造に乗り出したものは…?

魁皇の像で有名なJR直方駅で待ち合わせした後、歩いて向かったのは「明治町商店街」と「古町商店街」が交差する場所。そこに、直方で贈答品を選ぶといったらここ、「明治屋食料品店」がある。

 

早速、社長の桒野修一さんにお話を伺った。

桒野さん:地元の米粉「ふくのこ」を使った自社商品開発を始めています。作ったのは「ライスエナジー」というエナジーバーです。明治屋の隣に工場と商品を置ける店舗スペースを作っている途中です。
中に入ると木の香りに包まれる。もともと全部明治屋だったものを思い切って区画分けし、スペースを確保したそうだ。製造スペースと店舗スペースの間には小さな窓も。ここから製造の様子を覗くことも、商品の受け渡しもできる。もともと明治屋は小売りと卸を専門にしていた。そこで今回4代目の桒野修一さんは「製造」に乗り出し、新商品の開発に汗を流している。

桒野さん:これが今回売り出す「ライスエナジー ナッツ&カカオ」です。発売に向け、最終の微調整を行っています。夏場でも溶けないように湿度などを調整してブラッシュアップしています。

 

ジャッキー岩尾さん:このライスエナジーとふくのこを使ったパンケーキミックスを「Makuake」というクラウドファンディングのサイトで先行予約販売をしているんですよね。

 

桒野さん:そうなんです。8月22日(月)まで先行予約受付中です。ライスエナジーとパンケーキミックスが返礼品という形で、応援購入していただいた方に送るという仕組みになっています。「九州 Makuake upsuns」と検索していただけたらと思います。

 

荒木:「upsuns」とは?

 

桒野さん:upsunsは自社商品のブランド名です。「アップサイクル」という言葉で、不要になったものを再利用するという意味なんです。それと「suns」はブランドのモチーフになっている「種(=seed)」「土(=soil)」「太陽(=sun)」、3つの頭文字の「s」をとってsuns、合わせて「upsuns」にしました。

米粉のよさをPRするために作ったエナジーバー

いろんな思いが込められている「upsuns」、エナジーバーとパンケーキミックスを作ったきっかけは何だったのだろうか。

桒野さん:そもそも直方で採れているお米は「ふくのこ」といって、日本で一番ふくのこ米が製造されているんです。しかもふくのこ米は血糖値の上昇を抑えたりするような機能性もあります。そのふくのこ米をもっとアピールしたくて開発しました。一般発売は9月末の予定です。
一足早く、「ライスエナジー ナッツ&カカオ」を試食できることに!さらに完成したばかりの厨房でいただいた。なんとこちら、腹持ちもいいし、添加物も小麦粉も砂糖も入っていない。乾燥させているので風味もぎゅっと閉じ込められている。嬉しいことづくしだ。

荒木:美味しい!!エナジーです(炎)!これ、いつでも食べたいですね。しかも罪悪感がない。しっとりしているからお腹いっぱいになります。

 

桒野さん:特に女性から、小腹がすいた時や朝食代わりにいいという声をいただいています。ライスエナジーでたんぱく質も食物繊維もとれる配合にしています。

 

ジャッキー岩尾さん:美味しい!前に試食した時よりもしっとりしている!
もう一つ、手に取りたくなるポイントがあった。それはこだわりが詰まった「パッケージ」だ。クラフト紙にお米の絵、ライスエナジーと英語で表記されている。

桒野さん:ちょっと切りにくいということで、横あけにしました。自分たちが良いというより、食べてもらう人が良いと思ってもらうことが大事だと思ったんです。改善を繰り返しながらですが…

 

荒木:なんとなく縦に開けることに抵抗を感じていたので、横あけがとても嬉しいです!
 

ここだけの話ですが…さらなる新商品も!

嬉しいポイント満載のライスエナジー。さらに商品を作ろうとしているとか!?

桒野さん:実はもう仕込んでいるものがあって…(笑)これも朝食向けなのですが、世に出ていないふくのこ米のパフ(ポン菓子)を使ったグラノーラを作っています。これも手に持ちやすいサイズ感にしようかなと。地元・直方で採れた果物をドライフルーツ化しようとしています。12月ごろを目安に販売しようとしています。初めて言っちゃいました(笑)
 
卸し・小売りから製造・販売へと可能性を広げた明治屋食料品店。この場所から直方の新たな名物が誕生する予感がした。ちょっくらじおでは随時、桒野さんの挑戦を追いかける。

 

来週は直方に「暮らすように滞在できる民宿」を作るという夢をかなえた「Bouton」の清水舞子さんにお話を伺う。

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