中島理恵のさわやか信州リポート

土曜 9:18
塩尻でぶどう狩り。ナイヤガラの実は噛まずに飲む?

塩尻でぶどう狩り。ナイヤガラの実は噛まずに飲む?

長野県のぶどうの名産地のひとつ、塩尻市。明治22年にぶどうが植えられたのが始まりで、生食用はもちろん、ワイン用のぶどうもたくさん栽培されています。
8月下旬から10月中旬は、塩尻市内の十数か所の農園で直売されたりぶどう狩りができるんですよ。

取材でおじゃましたのは「いわだれ農園」。
80アールの広さの畑には頭上のぶどう棚からいろんなぶどうが下がっています。
ポートランド、ナイヤガラ、コンコード、巨峰、シナノパープル、シャインマスカット、スチューベン、レッドナイヤ…。
ご主人の岩垂新一さんの説明に思わず「わあ…」と声が出るくらいの品種の多さです。

そんなラインナップの中で、中島のおすすめは「ナイヤガラ」。
やや小さめの粒(親指の第一関節より先くらい)の大きさで明るい黄緑色。
そしてとても甘い香りがします。生食だけでなくワインにもなる品種ですが、ワインにすると甘い香りはそのままに、味はすっきりした感じの仕上がりです。
で、このナイヤガラは、実が落ちやすいので長距離移動はさせられません=福岡には出荷されません=現地で食べるべきぶどうなのです。
しかも、塩尻は日本一のナイヤガラの産地なのです。

で、このナイヤガラ、口に入れて皮から実を押し出すと、甘い香りをまとった甘い実が飛び出します。
かなり小さめですが種があるので、そこだけちょっと面倒かな。
と思っていたら、岩垂さんが「若い人や子供は種が入ってると飲みこむことができなくて、口の中で出しちゃう。
そうすると酸っぱく感じちゃうからね、このぶどう」と、謎の発言。
「?」状態の私に岩垂さんがさらに続けて「この辺の人たちはみんな、この中に種はあるけどゴクッと飲んじゃうけど」と。
「えっ???」と意味の解らない私に、「この辺はみんな、歴史からいきゃ100年くらい、実はゴクッと飲んで皮だけ出すっていう食べ方をね」と、岩垂さん。
つまり、口にふくんだ実は噛まずに種ごと食べろってこと???
「噛んじゃいけない。噛むと酸っぱいとこが当たっちゃう。だから実を押し出してまるごと飲む。そうすると皮のまわりの甘いとこも口の中に残っておいしいし、のどごしも味わったりするわけだよ」と、岩垂さん。
『ぶどうののどごし』って、初めて聞いた&味わいました。
慣れるまで、つい噛んじゃって種をバリバリいわせて砕いちゃうけど、塩尻流…というか信州流の飲み方をマスターしたら、一度に口の中にいっぱいナイヤガラの実を頬張れて、どんどん食が進みます。
これが産地の食べ方なのね。

長野県副知事の関昇一郎さんが「秋はフルーツを楽しんでほしい。採れたてのモノは味が違いますから。長野から福岡に行ったものを召し上がっていただいてもいんですが、採れたては長野に来て楽しんでいただくってことだと思います」と、おっしゃってましたが、まさにその通り!
信州の昼夜の温度差、近くで輝く太陽の光、さわやかな風、そしておいしい水に育まれたぶどうは格別の味です。
ぶどうもりんごも満喫してください!

□ 塩尻観光協会 → 
https://tokimeguri.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 → 
https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

SHARE
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE

過去の放送内容

2022.09.17
  • 暮らし
  • ラジオ

番組SNS

  • Radiko
番組
SNS
  • Radiko