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信州産セルリーは日本一!

長野県のセルリーは、日本一の生産量!全国の40%を占めています。初夏から秋は長野県、冬から春は静岡県や福岡県が主な栽培地となるので、私達福岡県人は、地元のセルリーと信州のセルリーを両方応援して生きていけるわけです。
日本一の長野県の中でも、八ヶ岳の西側=JA信州諏訪のエリアは長野県のセルリー生産量の約70%を占めている、つまり日本一のセルリー産地なのです。夏場は国内流通する国産セルリーの90%を占めるという絶対王者です。
 

 


今回の取材では、原村にある、JA信州諏訪・セルリー専門部会部会長の篠原佐斗次さんの畑におじゃましました。畑は、セルリーの濃い緑の香りが立ちこめています。篠原さんが「食べてみて」と一本折って下さったので遠慮なくいただきました。「!」「!!!」「あまーーーーーい!」。シャキシャキしてるけど柔らかい。しかも全然セロリ臭さがありません。畑にはこんなにセルリーの香りがしてるのに…。ここで栽培されているのは「諏訪3号」という地元限定の品種。原村と茅野市と富士見町でしか栽培することができません。グリーン系のトップセラーとコーネル619のかけ合わせだそう。収穫時期は5月初めから11月中旬くらいまで。ハウス→路地→ハウスと環境が変わっていきます。
 


セルリーが育つ適温は18~25℃くらい。諏訪エリアは高温の時期に栽培するので、かなりたいへんだそう。水やりなど調節しながら鮮度を維持していくとおっしゃってました(セルリーたちの頭上のパイプが水やり用)。しかも、種まきから収穫まで半年かかる野菜なんだそうです。ありがたみが増してきます。
 

 

JA信州諏訪エリアのセルリーは、朝採り朝出荷。「早朝、1時とか2時くらいから切り始めて、冷えた状態で予冷庫=集荷場に持っていきますね」という篠原さん。「は?午前1時は朝じゃない!…と思いますけど」と言う私に「いやいやいや。日が変われば朝ですよ」と、超絶笑顔の篠原さんでした。(写真の四角いのが“早朝”作業用の投光器です)。
 


セルリーたちは毎日、ひんやりした畑から集荷場に運ばれ、ひんやりしたまま真空予冷庫でさらに急速冷蔵されて、そのまま冷蔵トラックで各地に出発していきます。

篠原さんのセルリーの食べ方の定番は、スティックにしてマヨネーズと味噌を混ぜたものを付けて食べる。「でも諏訪の飲食店ではセルリーの葉っぱのかき揚げっていうのを出すところもありますね」とも。また「市販のラッキョウ酢に漬けるのも手軽でおいしい」と。キムチにすることもあるらしいです。なるほど~。
また、保存方法については、「セルリーは暑さに弱いから、冷蔵庫に入れてください」と。「株で買った場合、すぐにバラして保存することです」とのこと。
諏訪エリアのおいしい水とさわやかな空気をたっぷり含んで、ヒンヤリ冷やされて福岡までやってくる信州のセルリーたち。おいしくもりもりいただきます!
 

□ JA信州諏訪 → https://www.ja-suwa.iijan.or.jp/
□ JA全農長野 → https://www.nn.zennoh.or.jp/
□ 長野県公式観光サイト → https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 → https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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