めんたいこ・とんこつラーメンに次ぐ博多に新しい名物か!? 福岡発『ご当地クラフトコーラ』旅する気分で味わうと楽しさアップ！！

様々なスパイスやハーブなどの天然素材を原料に独自の製法で作られる「クラフトコーラ」。去年、アサヒ飲料から発売された「三ツ矢クラフトコーラ」は王道のコーラフレーバーをベースに柑橘と8種の厳選されたスパイスを加えた商品で、想定の1.8倍も売り上げるヒット商品となりました。

また、宮崎県の霧島酒造はオリジナルの黒麹でつくった甘酒をベースにしたご当地クラフトコーラを発売。クラフトコーラのみを集めたイベントも開催されるなど、今注目を集めています。 
これまで300種類以上のコーラを飲み、クラフトコーラの書籍も出版する、“空水りょーすけ”さんは、コロナ下、家で過ごす時間が増え、家で楽しめるものが求められた結果、 
地域性のあるコーラは飲むだけで旅行気分も味わえるという点、そしてクラフトコーラは自分好みに作ることが出来るという点が注目されている理由だと言います。

クラフトコーラは自分で手軽に作ることができることも魅力の１つ。福岡市のスパイス専門店「スパイスフレバー」では、クラフトコーラを手作りすることができるキットを販売しています。コーラナッツ、カルダモン、シナモン、クローブなどのスパイス、天然甘味料のステビアを入れることで砂糖不使用のヘルシーなクラフトコーラを作ることが出来ます。
自分でヘルシーなスパイスを使ったコーラを作りたい方が増えてきており、“料理”ではなく“趣味”として作っている男性が多いようで、売り上げも伸びているのだとか。

実際に、本庄アナもクラフトコーラ作りにチャレンジ！キットの中にはスパイスをはじめ、クラフトコーラ作りに必要な材料が入っているので手軽に作れます。砕いたホールスパイスを鍋に入れ、輪切りにしたレモンを乗せます。そこに天然甘味料と水を加え沸騰するまで煮込みます。沸騰したら火を止めてバニラビーンズの種を取り出して鍋に入れましょう。その上からパウダースパイスを加え混ぜ合わせれば、これでコーラシロップが完成!　粗熱を取り、一日冷蔵庫で保存。スパイスをこし、炭酸水で割ると手作りコーラの出来上がりです。スッキリとしたさわやかなのどごし。ほんのり甘く、スパイスがフレッシュなので香りの立ち方が違う、本庄アナも自分の作ったクラフトコーラに大満足でした。

福岡市中央区清川にある昭和2年創業の「コックソース」。業務用のソースを中心に手掛ける老舗が作った福岡産のクラフトコーラが「博多クラフトコーラ」。今村社長と元々親交があった個人事業をしている金子さんが共同で開発し、去年9月から販売を始めました。「博多クラフトコーラ」には砂糖は一切入っていません。食物繊維やミネラル、ビタミン豊富なスーパーフードと言われるデーツを使い自然の甘みを出しています。それに加え、数種類のスパイス、コーラナッツをはじめ、レモン、生姜、リンゴ酢などコックソースでも使用されている材料と同じものを利用し、ソースメーカーならではのアプローチで商品を生み出しました。まさしく味わって飲む「クラフトコーラ」です。

社長オススメの飲み方は、なんとミルク割！牛乳が入ることにより口当たりがまろやかになり飲みやすくなるのだとか。デーツや生姜を使っていることで女性の方からの反響も大きいようで、地元の味を生かしながら完成度を上げ「まずは福岡のクラフトコーラのトップになりたい！」と意気込んでいらっしゃいました。