またここは、飲めないor飲まない人にも嬉しい試飲がてんこ盛り!なんといっても100%ジュースのラインナップがすごいんです。私的大ヒットは、品種別に6種類もある、全て安曇野産りんごで作られたリンゴジュース。さすがリンゴの名産地!味も違うんですよねえ。まずは安曇野の名産品種でもある「サンふじ」。柔らかな甘さと豊かな香りがたまらない美味しさです。それから「紅玉」。真っ赤で酸味を含んだこりんごからできたジュースは暑い時期におすすめだそう。そして黄色い「シナノゴールド」。酸味と甘みのバランスがよくて大人におすすめのジュースだそう。それからラジオ祭りでも毎年人気の品種「シナノスイート」。サンふじよりもっとやさしい甘みが子供たちにも人気だそう。それから青リンゴの「王林」。一番コクがあって甘く酸味はほとんど感じられない、これまた子供達に人気のジュースだとか。そして「つがる」。盆明けから収穫が始まる早稲品種なので、9月末から10月初めには新ジュースが出てくるそうです。王林ほどはないけどかなり甘みが強いとのこと。りんご以外の100%ジュースの中でも、「信州トマトジュース」はぜひものです。トマトを搾っただけのトマトだけジュースです。食塩も水も加えていない、トマトの美味しいトコだけが詰まった味。トマトジュース嫌いにも好かれるほどの味なのです。輪湖さんレシピとしては「冷麦や素麺をつけて食べてもおおいしいですし、めんつゆと混ぜて使うサラダ素麺感覚でもイケます。あとバターで炒めたごはんと組み合わせてもおいしいんです」とのこと。
お土産にがっつり買って重たくなったら、ワイナリーから自宅へ、お届け先へ、送ってもらうのをオススメします。
■ スイス村ワイナリー → http://www.swissmurawinery.com/
信州・長野県の自然の恵みを凝縮させたような信州のワイン。より信州らしさを追求するなら「長野県原産地呼称管理委員会・認定」マークをチェックしてください。全てが長野県産であり厳しいチェックをクリアした逸品の証なのです。また、せっかくですからワイナリーをめぐって堪能するのがおすすめです。製造過程を見て、試飲をして、お買い物も楽しめますからねえ。今回は、安曇野エリアから2つご紹介~。
まずは、「安曇野ワイナリー」。2008年に新しく生まれ変わって3年目。ワイナリーの敷地内にもブドウ畑が作られています。ワインはもちろんブドウたちも戸川英夫工場長のもと、すくすくと育っているのです。小さい木を作る“盆栽仕立て”というのがポイントで、それは小粒のブドウを育てるためだそう。「同じ重量あたりで考えると、小粒のものの方が表面積が大きくなるでしょう?皮と実の間に旨みがあるので、味の濃さを求めるからなんですよ」と戸川工場長。また木の一本一本同士が込み合ってなくて、すっきりしている状態なのには、「ひと枝にひと房つけるんです。左右に五本枝を出しているから全部で10房。ひと房120gを10房で1.2kg。これをやさしくふんわり搾るんです。ぎゅうぎゅうさせずにね。で、1本の木から1本のワインができあがります。結構ぜいたくな作り方なんです。ここに4000本の木があるからボトルも4000本限定ですね。」と。ワイナリーの中のぶどう園は儲けるためではなく、お客様にワインのことを理解してもらうためのものだからという精神での展開です。もともとおいしいリンゴが採れるこの三郷(みさと)の土地ゆえ、シャルドネ(白)もメルロー(赤)もうまく育ちました。フランスのブルゴーニュ地方のように赤も白も同時にできるのが「安曇野ワイナリー」の特長になりそうです。また戸川工場長の美味しいもくろみは、“シャルドネ合わせ”。「コッコヴァンっていって、鶏肉を赤ワインで味付けして、調理に使ったのと同じ赤ワインを食べる時にいただく料理があるんですが、それと同じ考え方で、ブドウの若芽が出たら、それを天ぷらにして食べると美味しいんですよ。その時に同じ種類のブドウのワインを合わせるんです。」と。ひゃああっ!おっしゃれ~っ!食べてみたい~っ!ちなみにシャルドネ合わせのタイミングとしては、新芽が出るゴールデンウィーク明けくらいだそうです。
そして。安曇野ワイナリーの激オススメワインは「氷結紅玉」。紅玉りんごのアイスワインです。衝撃的なりんごの香り、コクがあるけどかなり上品な甘さとさわやかな酸味。「うをっ。おおおおっ。」と思わず声が出てしまう、これまでに飲んだことのない味わい。ひとビンに50個分の紅玉が使われているそうです。私、アイスワインのこっくりとした甘さがあんまり得意ではなかったのですが、この「氷結紅玉」は別格!美味しすぎます~。「ワイナリーめぐりだから、一箇所で飲み過ぎないようにするぞ。おー!」という取材チームの硬い誓いは、氷結紅玉を口に含んだ瞬間、もろくも崩れ去りました…(涙)。デザートワインとしてはもちろん、アップルパイやリンゴのタルトと合わせると、甘さと甘さ、リンゴの風味同士がぶつかって、えも言われぬハーモニーを奏でてくれるそうですよ。発売即完売がお決まりなので、来年の6月末~7月頭を狙ってください。また玄界灘のお魚に合うワインとして提案してくださったのが「シャルドネ シュールリー」。4年目の若い木からできたブドウなので、よりさわやかに仕上がっているとか。
そして、お酒を飲めない人にとってのおすすめは「安曇野飲むヨーグルト」。100%安曇野産の牛乳から作られていて、濃厚でありながらさらりと喉を通っていくおいしさ。パッケージがミルク缶風なのもかわいくて好き。また、こだわりのジュースたちもハズせないラインナップですよ~。もちろんカフェで料理と一緒にいただいちゃうのもおすすめです。
■ 安曇野ワイナリー → http://www.ch-azumino.com/
もうひとつは「スイス村ワイナリー」。案内してくださった営業担当の輪湖大知さんによると、看板商品は「シャルドネ」。中でも「シャルドネ プルミエ三郷」という安曇野・三郷の原料で作られた厚みのあるシャルドネだそう。確かに。しっかりした味わい、かつあと口すっきりといった感じです。また「スイス村ワイナリー」の特長として挙げられるのが、“ソーヴィニヨン・ブラン(白)”や“ピノ・ノワール(赤)”といった、長野県内のほかのワイナリーではほとんどない種類が作られていること。ちなみに「ソーヴィニヨン・ブラン 2007青木原」は、爽快感あるトロピカルフルーツのような、ミネラル分たっぷりな味わいの辛口。「ピノ・ノワール」はやさしいふくよかな味でイチゴジャムのような色の癒され赤ワインといった感じ。種類もいろいろあるので、ちびりちびりと無料で試飲しながら好みのワインを見つけるのも楽しいです。スイス村ワイナリーのワインは、ラベルに常念岳を中心に北アルプスの山々がかたどられていてステキなデザインです。また、有料試飲も用意してあって、オススメのグラスワインが200円から楽しめます。ワイングラスを片手にテラスに出て、イスに腰掛けて北アルプスの山々を眺めながら味わう…なんてこともできちゃいます。
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