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黒川温泉×嬉野温泉 東西二大温泉地の新常識

「もう1度行ってみたい温泉ランキング2022」(じゃらんリサーチ)で No.1に輝いた熊本・黒川温泉と、西九州新幹線開業で話題の佐賀・嬉野温泉。今回は九州東西の二大温泉地の“新常識”を徹底ガイドします!

黒川温泉をめぐるのは、お笑いコンビ『パラシュート部隊』の矢野ペペと、地元アイドルグループ『LinQ』の髙木悠未。嬉野温泉は同じく『パラ部』の斉藤優と『LinQ』 金子みゆ。九州屈指の人気温泉地の新たな楽しみ方とは?!

佐賀・嬉野温泉


やって来たのは、佐賀・嬉野温泉駅から車で20分の「塩津田エリア」。水陸の物流拠点としてにぎわった宿場町です。新店が続々とオープンしています。

コーヒー牛乳の新常識?! MILKBREW COFFEE(塩田津本店)

最初に訪れたのは、嬉野市でおよそ90頭の牛を育てている「ナカシマファーム」が手掛けるカフェ「MILKBREW COFFEE(塩田津本店)」。160年以上前の蔵を改装し、2年前にオープン。搾りたてのミルクを使った商品を製造・販売しています。

来店した人に配るのが「ウェルカムミルク」。そのミルクで作った名物が「MILK BREW COFFEE」(テイクアウト600円)です。ミルクで抽出するコーヒーは日本初なのだとか!

開業したばかりの嬉野温泉駅にも、昨年11月に姉妹店をオープンしました。ここでは、ミルクだけでお茶を出した「MILK BREW TEA・緑茶」と「MILK BREW ROAST・ほうじ茶」(テイクアウト各600円)を味わえます。

「224 porcelain」で現代の「肥前吉田焼」に触れる

嬉野茶、美肌の湯に並ぶ嬉野名物と言えば「肥前吉田焼」。「224 porcelain」(嬉野氏嬉野町下宿)は、170年以上続く歴史ある窯元に生まれた辻論さんが、32歳の時に立ち上げたブランドです。

牛乳瓶の形をしたコップやおにぎり型の醤油皿など、暮らしが楽しくなるユニークな作品が並んでいます。

贅沢な茶空間体験ができる「ティーツーリズム」

嬉野市の茶農家や温泉旅館がプロデュースする「ティーツーリズム」は、自然いっぱいの茶畑の中で淹れたてのお茶が味わえる贅沢なプランです。

熟練の茶師がていねいに淹れてくれるお茶は、目の前の畑でとれた一級品。かなり贅沢な体験で、嬉野茶を五感で楽しめます!

茶空間体験(約1時間)1人1万1,000円~

足湯しながら食事ができる! 老舗旅館「旅館吉田屋」

続いて訪ねたのは、創業90年以上の「旅館吉田屋」(嬉野市嬉野町)。全19の客室は全て内装が異なり、それぞれ違う趣を楽しめるとリピーターも多いお宿です。

旅館に併設されたカフェ兼雑貨店「Restaurant Cafe & kihaco」。そこを抜けると、昼間はカフェ、夜はバーになる足湯サロン「クロニカルテラス」があります。

ゆっくりと足湯に浸かりながらいただく「嬉野抹茶ビール」や「嬉野抹茶ハイボール」の味は格別な味わいです。

トロトロすぎるオムライス!「Restaurant&café RAKUYA」


昨年11月にオープンした「Restaurant&café RAKUYA」(嬉野市塩田町)の新常識は「オムライス」!

「アリゴオムライス(平日限定リッチセット)」(1,800円)は前菜、デザート、ドリンクが付く贅沢なセット。半熟でとろとろの卵の上に、ジャガイモとモッツァレラチーズで作ったアリゴソースをたっぷりかけていただきます。

「デミグラスソース味」は、ごはんは香辛料で味付けしたスパイシーライスが食欲をそそります。また、しいたけの出汁をベースにした「明太子クリームソース」はクリーミーな味わいが特徴。どちらの味も魅力的!

熊本・黒川温泉

黒川温泉ならではの特徴的な泉質


九州沖縄の居住者が選ぶ「もう一度行ってみたい温泉ランキング」1位に輝いた黒川温泉には、効能が異なる7つの泉質があります。

特徴的な泉質もいくつかあります。「旅館 湯本荘」のお湯は含鉄泉。「お宿 のし湯」のお湯は弱酸性単純泉で、湯あたりが少ないことで知られています。

ブルーのお湯が美しい!「黒川荘」の「びょうぶ岩露天風呂」

「黒川荘」(熊本・南小国町満願寺)にある「びょうぶ岩露天風呂」(※1)は、美しいブルーのお湯が特徴。黒川温泉街にある7つの泉質のうち3つの泉質が含まれ、それぞれの泉質に含まれる効能(※2)が期待できます。自然に包まれて、心も体もリフレッシュ!

※1……宿泊者専用。外来入浴できるお風呂もあり。
※2……効果効能には個人差があります。

〇黒川荘/0967-44-0211

時間帯によってお湯の色が変わる「和風旅館 美里」

「和風旅館 美里」(熊本・南小国町黒川)のお湯は、時間によって色が変わる不思議な泉質。含まれる3つの泉質の割合が変わることによって、乳白色や青みがかった白色などの色に変化するそうです。

硫黄にはメラニン色素を分解する成分が含まれます。また、動脈硬化や疲労回復、肩こりなどの効能があり、旅の疲れを癒してくれそうです。

〇和風旅館 美里/0967-44-0331

リニューアルした「入湯手形」は食事も楽しめる!

1986年に誕生した「入湯手形」は、定額(1枚1,300円)で3種の温泉が楽しめるお得な手形。今回、37年ぶりにリニューアルし、温泉だけでなく食事や買い物にも使えるようになりました。

手形を使って「とうふ吉祥」でいただいたのは、だんご2本&お茶のセット。湯めぐりの合間の休憩にぴったりです。

澄んだ湧水で打つ絶品の“外一蕎麦”「手打そば 優心」

「小国両神社」や「鏡ヶ池」、「けやき水源」がある熊本・小国町宮原一帯は、古くから水の神様が祀られている地域。山間部から湧き出す豊かな水源を活用して、およそ30軒のそば屋がある「そば街道」としても知られています。

「2018年ミシュランガイド熊本・大分」に掲載された名店「手打そば 優心」(熊本・小国町宮原)では、毎朝打つそばに「けやき水源」の水を使用。国産そば粉とつなぎを10対1で打つ「外一蕎麦」を求めて、遠方から来る人も数多くいます。

淡い緑色をした新そばは、今の時期だけの旬の味わい。トモサンカク(内もも)を焼き上げた丼付きの「阿蘇あか牛炙り丼とざるそば」(2,580円)や、小国の野菜をふんだんに使った「天そば(温)」(2,180円)などが味わえます。

〇手打そば 優心/0967-46-2839

熊本小国郷・丘の湯エリアの「地熱珈琲」

地熱を利用した料理で古くから知られる小国郷・丘の湯エリア(熊本・小国町)に新たな名物が誕生。昨年4月に「地熱珈琲」(熊本・小国町西里)がオープンしました。

50度のお湯で豆を洗うことでえぐみや汚れを落とし、地熱で蒸すことでアミノ酸が浸透し、うまみと甘味が出ると言います。焙煎はハンドピックによる選別作業を4回行います。コーヒーはまろやかな味わい!

地熱珈琲では、地熱を利用した「山菜おこわ」(400円)と「椎茸肉まん」(250円)も販売されています。

温泉サウナ付き! 1棟貸しの宿泊施設「Rakuten STAY VILLA 阿蘇黒川」

黒川温泉から車で10分。楽天が手掛けた「Rakuten STAY VILLA 阿蘇黒川」(熊本・南小国町満願寺)は昨年オープンした新しい宿泊施設。お風呂は源泉かけ流しの天然温泉。さらに、隣にはプライベートサウナも併設しています。

寝室にはダブルベッドを2台完備し、プロジェクターも使えます。テラスではバーベキューも可能(※)。※食材は持ち込み

Rakuten STAY VILLA 阿蘇黒川1棟貸し 平日4万円~
※時期に寄って変動します。

地元の食材で作る熊本小国のソーセージ専門店「デュッセル」

「デュッセル」(熊本・小国町西里)はソーセージの専門店。ドイツで修業し、ソーセージ職人の最上位資格である「マイスター」を取得した店主・杉本和喜さんが、地元の食材をメインに使って製造しています。

独自にスパイスを配合するほか、すべての工程を杉本さん1人で担当。地元の食材を使って手間暇かけて作られたソーセージ、ぜひ味わってみてください。

温泉コーデができるショップ「Kurokawa Onsen 湯旅屋 黒川堂」

「Kurokawa Onsen 湯旅屋 黒川堂」(熊本・南小国町満願寺)は、温泉や温泉街で楽しむアイテムを、九州を中心に全国から集めているセレクトショップ。

「黒川堂オリジナル杉下駄」(7,700円)や「杉湯桶」(9,350円)などの温泉グッズが豊富にそろっています。“温泉コーデショップ”で黒川のまちを歩けば、温泉気分がさらに上がりそう?!

〇Kurokawa Onsen 湯旅屋 黒川堂/090-6455-0020

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