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ミュージアム鉱研「地球の宝石箱」 ~塩尻市

暮らし
信州=長野県は「美術館・博物館の数日本一!」シリーズ第4弾。
塩尻市にある「ミュージアム鉱研 地球の宝石箱」は、4月1日(木)に冬期休館から目覚めます。
ここは、岩石・鉱物・化石など、2000点が並ぶ地球科学博物館なのです。
館を運営している鉱研工業株式会社は、地下開発のエンジニアリングや施工尾を手がける、ボーリングマシンのメーカーです。
なんと!福岡で創業した会社なんですよ~。
そして、来年は75周年を迎える企業です。さらに、九州大学で、エベレストやヒマラヤの構造地質研究などをなさっていた酒井教授から寄贈された標本がずらりと並んでいます。
これは、福岡県ゆかりの人は行かなきゃでしょ。
「色んな種類のものがたくさんある。また比較的大きなキラキラしたいいものがたくさんある」ことから公募で名付けられた「地球の宝石箱」。
館長の北沢尚之さんにご案内いただきました。
世俗まみれの中島としては、キラキラ宝石系に目がくらみます。まあ、館内に入ってすぐ、巨大な水晶や紫水晶などがどーーーん!と鎮座してまして、すごい迫力なわけです。
また、ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、ペリドット、トパーズ、トルコ石にラピスラズリに…。大小様々な原石がゴロゴロ。
個人的には薄ピンク色の「クンツァイト」の原石がときめき度高めでした。
長さ30cm、幅10cmくらいなありましたね。
金目系で言うと何があるのか館長に問うと、まずは、「日本でほぼ唯一と言っていい金の採掘をやっている鹿児島の菱刈鉱山のボーリング標本」とのお答え。
金の含有量は世界トップクラスの鉱山だそうで、確かに小粒の金が見える!
さらに金目のものでは「隕石」。
1つ240kgあるそうで、「8ケタで入手できるかどうか…」だそう。
まるごと大きいものだけでなく、小さいものを切って表面を研磨して展示しているので、「隕鉄」とわかるような色の違いを観察したり、磁石がくっつくのを確かめられたりして、楽しい!
さらにおすすめは「恐竜の卵の化石」!「はっきりと卵とわかる、しかも14個ある。大きさはソフトボールより大きいくらい。
恐竜の巣のところで固まったものがそのまま化石になって発掘されたと思いますが、こういうものが、映画の『ジュラシックパーク』などの描写に影響を与えて、忠実に描かれていくようになったと思います」と、館長。そばにはマンモスの化石も。
また、ここはミュージアムショップも楽しい!水晶などのキラキラものが買えちゃう!しかも、「子供たちに鉱物に興味を持ってほしいから」と、小中学生だったら3割引きとかの設定のものもあるんです。
またコロナ禍を受けて、館内でできなくなった体験学習を家で楽しめるように、石膏でできた化石のレプリカに色を塗るセットや、小さい水晶やメノウを研磨したものを砂利の中から拾い出す「貴石拾い体験」のセットを作って販売しています。
また、館長自身が石が大好きなので、館長自身が集めた石も展示されるだけでなく体験セットで登場しています。
石灰岩の中に入っているサンゴの化石を小さなプレートに切っておいたものを持ち帰り、家で磨いてツヤを出して標本を作る…というセットもあるんですよ~。
ほかにも、2003年に発表された「新潟石」を含むロディン岩とか、鉛や亜鉛がとれる日本独特の鉱石「クロコウ」とか、エベレストの石灰岩とか、詳しい人にはワクワクの岩石ワンダーランドでございますよ~。
□ ミュージアム鉱研「地球の宝石箱」 → https://www.koken-boring.co.jp/jwlbox/ □ 塩尻市観光ガイド → https://tokimeguri.jp/ □ 長野県公式観光サイト → https://www.go-nagano.net/ □ 信州まつもと空港地元利用 → https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/ □ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

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