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流木に灯す希望 ~朝倉PRマンの挑戦~

2018年第3回
制作:RKB毎日放送
ディレクター:吉賀亜希子

昨年7月、甚大な被害をもたらした九州北部豪雨。被害を拡大させた要因の一つ「流木」
を「ウッドキャンドル」に変えて、全国の支援者に送りたい。そんなアイデアを打ち出したのは、「あさくら観光協会」の事務局長・里川径一(みちひと)さん(41)。これまでも、ユニークな企画で、朝倉をPRしてきた名物PRマンだ。「ウッドキャンドル」とは丸太に切り込みを入れた、大きなろうそくのようなもの。鍋を乗せれば料理もでき、災害時にも役立つ優れ物だ。
今回の豪雨で、朝倉市黒川地区にある里川さんの自宅も、甚大な被害を受けた。家族5人は避難をして無事だったが、家には大量の土砂が流れ込んだ。現在、里川さんは仮設住宅で暮らしている。ウッドキャンドルのアイデアは全国から大きな反響を呼び、災害から5か月後、全国から支援者が集まり「ウッドキャンドルを囲む会」が開かれた。あの日、荒れ狂った川岸に並べられたウッドキャンドル。それぞれの思いを胸に火が灯された。「大量の流木に比べれば、僕らの活動は雀の涙・・・でも大きなムーブメントになる」。被災しながらも、前を向き続ける里川さんの挑戦を追う。

各局の放送予定

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