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戻れぬふるさと ~熊本地震から一年半~

2017年第22回
制作:RKK熊本放送
ディレクター:西川亜也子

熊本地震からまもなく一年半。震度6強の強い揺れが襲い、3人の住民が亡くなった熊本県南阿蘇村立野では、山の崩落や断水でおよそ350世帯がふるさとに帰れない日々が続いている。ふるさとに戻るのか、離れるのか。先が見えない避難生活に苦悩しながらも、地域再生を模索する立野住民の姿を追った。本震があった去年4月16日、立野の集落のひとつ新所区では損壊した水力発電所施設から流出した大量の水が9世帯を襲い、2人が死亡した。当時の区長で、立野に生まれ育った山内博史さん(63)も、長男家族との同居をしようとしていた矢先、濁流に襲われ自宅は全壊した。補助をうけ民間アパートを借り上げるみなし仮設住宅で慣れない暮らしを始めるが、区長として避難で散り散りになってしまった立野の住民の絆を絶やすまいと奔走する。地震で過疎高齢化が加速する立野を、どうにか再生したいと、発足したまちづくり協議会の中核となって活動をする一方、同居する家族の安全のため、ふるさと・立野を離れるのか、葛藤する日々が続く。
その決断は・・。

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