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OKINAWAパーソナルアーカイブ ~甦るあの日の沖縄とわたし~

2017年第12回
制作:RBC琉球放送
ディレクター:土江 真樹子

1960から70年代、8mmフィルムで撮影するホームムービーが流行し、カメラ好きのお父さんたちが地域のイベントや家族を映像で記録していた。
しかし今では映写機もフィルムも姿を消そうとしている。フィルムで撮影した「あの日」の映像はもう見ることができないのか。 そんな状況に危機感を持つ人たちによって近年、フィルム作品を保存していこうという動きが世界的に広がっている。 沖縄でも映画監督の真喜屋力さんとアシスタントの仲間公彦さんが8mmのホームビデオを収集し、デジタル化して将来役立てていこうと「沖縄アーカイブ研究所」を立ちあげた。 沖縄には映像に対する特異な歴史がある。戦前は異質な文化、沖縄戦ではアメリカ軍の戦争記録、本土復帰までは占領者の視線から、と本土復帰までの時代、常に沖縄は「被写体」として検閲を受けたりして撮影されてきたのだった。
しかし真喜屋さんたちの元に集まってくる映像は、そんな時代の中で自由に「私たちの沖縄」が撮影されていた。
撮影する父親に手を振る子供たち。失われつつあった文化を記録したいと撮影した行事etc…沖縄のパーソナルアーカイブ、「あの頃」の思い。 復帰から45年を迎える今年。「あの頃」と「わたし」がデジタルで甦る。

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