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AIで人口減少に立ち向かえ!

長崎県西海市の地域商社「西海クリエイティブカンパニー」が開発したサービスがいま、国内でユーザー数を伸ばしています。その名は「ばりぐっどくん」。地元の人気キャラにAIを掛けあわせたスマホで使えるサービスで、画像から文字起こしをしたり外国語を翻訳したりしてくれます。
開発メンバーの宮里賢史さん(32)と浪方勇希さん(31)はともに長崎県外の出身で、今から5年前に知人の勧めで西海市の町おこしにやってきました。移住を機に人口減少と高齢化が進む地方の現状を目の当たりにした2人は、「地方は一足早く世界の課題と向き合っている」と考えるようになったそうです。これから人を増やすのは難しい。ならばどうすれば人が減っても町を維持できるか?考えた末に出した結論がAIの活用でした。
「ばりぐっどくん」は操作の簡単さと多機能が売りで、ユーザー数は現在17万人を超え、今年1月には世界最大級のテクノロジー見本市「CES」にも出展するなど、西海市を飛び出し活躍の場を世界に広げようとしています。
地方だからこそできた、人口減少対策の新たな一手とも期待されるAIサービス「ばりぐっどくん」の開発秘話です。

■取材先
会社名:株式会社 西海クリエイティブカンパニー
担当者:浪方勇希(なみかた・ゆうき)
住所:長崎県西海市西彼町喰場郷1686-3
連絡先:info@saikaicreative.co.jp
HP:http://saikaicreative.co.jp/

取材後記

みなさんはAIと聞いて何を思い浮かべますか?恥ずかしながら私は同名のハリウッド映画や「将棋やチェスで名人がAIに敗れた!」といったニュースぐらいでしか身近で耳にすることはありませんでした。ところがこのAI「ばりぐっどくん」は誰でも簡単に使える上に多機能!私のAI観を見事に変えてくれました。その手軽さは実際に手に取っていただくとより分かると思います。
 
AIが人口減少対策につながるという視点も目からウロコでした。長崎県内では今、多くの自治体が人口減を食い止めようと、若者の地元就職や移住の促進といった取り組みに力を入れています。しかし今回紹介したばりぐっどくんは「人が減るのは仕方ない」という考えに立ち、人が減った分の仕事をAIでカバーしようという逆転の発想です。まだ30代前半という若い2人の柔軟な発想と行動力、そして何より地方に対する熱い思いがなければばりぐっどくんは生まれなかったと思います。方言まじりのネーミングも親しみやすくていい!
 
国連が掲げるSDGs=持続可能な開発目標の中に「住み続けられるまちづくりを」という目標がありますが、西海市とばりぐっどくんの関係はきっと人口減少と高齢化に悩む他の地方都市のこれからの町づくりにも参考になると思います。「ばりぐっどくん」シリーズの進化と、西海クリエイティブカンパニーのこれからの展開に期待です!

担当:NBC長崎放送/内野 大輔

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