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世界が認めた伝統野菜!雲仙こぶ高菜

根っこに不思議なこぶがある野菜『雲仙こぶ高菜』。
柔らかくておいしい高菜漬けができると評判で島原半島の吾妻町を中心に戦後さかんに栽培されていた。しかし、収量が少ないことから一度はすっかり姿を消してしまった野菜だ。その野菜を地元の有機農家が「こんなにおいしい野菜がなくなってしまうのはもったいない」との思いから復活したのが、10年前。その2年後、2005年、雲仙こぶ高菜は、イタリアのスローフード協会から認められ、日本で唯一、スローフードの最高位『プレシデオ』の称号を与えられた。

今、雲仙こぶ高菜を守っているのは地元農家の女性たち。美味しさをさらに広めようと奮闘中だ。一番のお勧めは生の葉を食べること。『高菜はお漬物』という概念を覆し、柔らかい葉っぱとピリリと辛い風味を生かしさっと炒める。すると、しゃきしゃきした食感はそのままに鮮やかな緑の色が残る。その評判は少しずつ広がり、百貨店との取引が始まった。
地元の人たちが大切に育てている野菜が少しずつ広がっている。

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