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世界を照らせ!鹿児島の光

「未来の照明」と言われて来たLEDだが、近年普及が進み、今、人々の暮らしにはLEDの光があふれている。12月には開発に携わった技術者にノーベル物理学賞も贈られた。

しかし、LEDも万能ではない。体育館や競技場などで使われる大型照明がその1つ。大型LED照明は様々な企業が研究を続けながらも開発できずにいたのだ。その難題に挑んだのが鹿児島県出水市にある半導体メーカー、交和電気産業の藤井敏さん(65)だ。大企業でさえ打ち破れなかったその壁に、鹿児島の中小企業が挑戦する。その裏にあったのは大口取引先の閉鎖という大きな試練。「出水から出て行くことも考えた」という藤井社長。自分たちの技術を活かす新事業を考えた末、行き着いた答えが大型LED照明だった。

開発を決意してから3年後、「単一面発光方式」という独自の技術を生み出し、熊本県に日本初となる、LEDナイター設備グラウンドが誕生。苦心の末開発されたこの照明は桐生競艇場を始め、各地で使用されている。
「目標は世界」。そう話す藤井さんは世界進出の足がかりにしようと、この技術を使った新たな開発にも着手した。「太陽を作る」という壮大なテーマのもと奮闘する開発者たちの思いを紹介する。
<取材先データ>
会社:交和電気産業株式会社
担当者:藤井敏社長
住所:〒899-0403 鹿児島県出水市高尾野町唐笠木1817-1
電話:0996-82-5110
その他の情報
定休日:土日祝

取材後記


大きな取引先を失い、存続の危機に直面しながらも、業務縮小や閉鎖などではなく、「攻め」の対策で活路を見出した藤井さん。

大型LED照明の開発を始めた当初は、どこに話しても相手にしてくれなかったほどの難題だったそうです。
「大手総合電機メーカーの開発支援会社として、長年世の中にないものばかり作ってきた。必ずやり遂げる自信があった」。そう話す藤井さん。
日々の経験が後々大きな糧になるのだと、取材をしながら私も大いに刺激を受けました。

交和電気の大型LED照明は既に海外での運用も始まっており、更に展開を広げたいとのこと。ワールドカップやオリンピックの舞台を鹿児島で生まれた光が照らす日が来るかもしれません。
MBC 南日本放送 報道局テレビ制作部 赤﨑 英記

大きな取引先を失い、存続の危機に直面しながらも、業務縮小や閉鎖などではなく、「攻め」の対策で活路を見出した藤井さん。

大型LED照明の開発を始めた当初は、どこに話しても相手にしてくれなかったほどの難題だったそうです。
「大手総合電機メーカーの開発支援会社として、長年世の中にないものばかり作ってきた。必ずやり遂げる自信があった」。そう話す藤井さん。
日々の経験が後々大きな糧になるのだと、取材をしながら私も大いに刺激を受けました。

交和電気の大型LED照明は既に海外での運用も始まっており、更に展開を広げたいとのこと。ワールドカップやオリンピックの舞台を鹿児島で生まれた光が照らす日が来るかもしれません。
MBC 南日本放送 報道局テレビ制作部 赤﨑 英記

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