中島理恵のさわやか信州リポート

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お菓子のまち・松本

お菓子のまち・松本

松本の街には、あちこちにお菓子屋さんがあるイメージ。
観光客の街歩きにもおすすめの蔵の並ぶ中町通りから入ったところにある「御菓子処藤むら」の代表取締役社長で和菓子研究家の近藤智郷さんにお話を聞きました。

「藤むら」は昭和13年創業とのことですが、「松本にはもっともっと古くからのお菓子屋さんがたくさんある」と、近藤さん。
その背景にあるのは、城下町だったので茶の湯文化が受け継がれていることに加え、江戸時代から大きな商業都市だったこと、さらに明治以降、製糸業でも栄えた街だったことも影響しているんだそう。
結果、洋菓子和菓子問わず、みなさん日常的によく食べるし、長野県下でもお菓子屋さんの件数が一番多いんだそう。
県庁所在地で善光寺の門前町である長野市より全然多いんですって。

近藤さん曰く「松本の人はお菓子が好きだと思う」、「おじいちゃんおばあちゃんがやってるような小さなお菓子屋さんも、新進気鋭のパティシエの店も、みんな買いに行く」と。
さらに「このまんじゅうならココ」とか「ケーキはココ」とか、各々住み分けというかファンがついているのだそう。
そのベースとなるのは、茶の湯ではないもうひとつの信州のお茶文化=お茶に呼ぶ・呼ばれる、こと。
「“ちょっとお茶飲みにおいで”って、おじいちゃんやおばあちゃんが2~3人で集まった時に、やれ“ここのはおいしいんだよ”とかって自慢大会が始まって、みんなそこで漬物とおまんじゅうとシュークリームと一緒にお茶で食べちゃう。
各々お菓子を持って行くし、招く方もお出しする」と、近藤さん。
そう!信州のお茶文化!こたつの上が、煮物と漬物とお菓子で山盛りになって、がぶがぶお茶を飲みまくるHappy Meetingが日常的に開催されるんですよ。

「御菓子処 藤むら」のお菓子もおいしいモノがたくさん!
個人的なお気に入りは「酒まんじゅう」。
近くにある酒蔵『善哉(よいかな)』の大吟醸の酒と酒粕を使って仕込まれた香り高い幸せな風味がいいんですよ~。
それから「れえずんくっきい」。
雑誌BRUTUSの手みやげグランプリにも選ばれた逸品です。
大きめのぶどうが入ったクリームをサクサクのクッキーで挟んでいて、その全てがめちゃウマなんです~。

松本のお菓子のおいしさの源について近藤さんは「空気と水のおいしさ」だとおっしゃってました。
「藤むら」のお菓子も、店の近く=30秒で汲みに行ける=のおいしいお水を使っているそうです。
あんこの仕込み水や水羊羹、あんみつの寒天など、「水がいいからおいしくできてる」とのこと。
現地で食べ&お土産にして幸せな「藤むら」のお菓子、おすすめです。

□ 御菓子処 藤むら →
https://wagashi-fujimura.com/
□ 新まつもと物語 →
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用→
https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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2021.10.30
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