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通帳に「筋肉」貯められます! ~鹿屋体大の貯筋運動~

ビジネス
通帳に「筋肉」を貯められるってご存知ですか?
鹿児島県にある日本で唯一の国立体育大学、鹿屋体育大学の福永哲夫学長(73)らが、2008年から研究を続けている筋力トレーニング、その名も「貯筋運動(ちょきんうんどう)」は、椅子1つあれば家でもできるほど簡単な動きであることや、トレーニングの成果を「貯筋通帳(ちょきんつうちょう)」に残していくというユニークな記録法から注目が集まり、地元の高齢者の方を対象に始まった「研究」が、今では「サークル」化。鹿児島県内はもちろん、県外、さらには韓国や台湾にまで広がりを見せているのです。

スポーツの最先端を走る「鹿屋体育大学」が研究しているとあって、その動きに無駄はなく、高齢者を対象にしたトレーニング後の測定結果では、男女ともに大腿部(足)の筋厚の有意な増加が認められています。

また、実際にトレーニングをしている高齢者からは、「朝ベッドから起きるのが楽になった。」「片足立ちで靴下が履けるよ!」「憧れていた海外旅行に行ける自信がついた!」と、日常生活がより充実する方向に「筋肉」がついた様子が伺えるほどです。
そんな「夢のトレーニング」の今に迫ります!
<取材先データ>
学校名:鹿屋体育大学
担当者:プロジェクトリーダー 川西 正志 副学長
住所:〒891-2311 鹿児島県鹿屋市白水町1
電話:0994-46-4815
HP:http://www.nifs-k.ac.jp/

取材後記

私が貯筋運動に出会ったのは、今から4年前。
プロジェクトリーダーだった川西正志副学長が、真剣な表情で貯筋プロジェクトの話をして下さっているにも関らず、名前を聞いた瞬間「ぷぷっ・・・(笑)」と笑ってしまったのを覚えている。ひょっとすると・・・それがあったからこその番組中の声「名前もユニークでしょ(笑)」につながったのではないか!?と個人的には思った。

何よりも、取材をして驚いたのは、貯筋運動をしている高齢者の皆さんの笑顔が素敵なこと。運動中は・・・さすがに力が入るのか顔を緩めることはないが、終わった後やその他のレクリエーション運動の時には、体育館内に笑い声が絶えることはない。取材をしているこちらが元気になるほどだった。

ちなみに、この貯筋運動の効果測定は高齢者だけでなく子供たちも行っており、やはり高齢者同様の筋力アップにつながるデータが出ている。つまり、子供から高齢者まで元気に、そして笑顔にしてくれる運動なのだ!(・・・番組の中には「大人の都合」で盛り込めなかった、貯筋運動の効果・効能が沢山あり、そこから高齢者の笑顔が生まれていることも、ここではあえて併記させて頂きます・・・あくまで個人的感想です(笑))

今まさに世界に拡がりつつある「貯筋運動」!その手軽さから生まれる効果の大きさの衝撃・・・いや「笑劇」が世界中を包む日も遠くはないはずだ!
MBC 南日本放送 松木 圭介

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