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UMAMIを世界に!7代目が生んだ粉末みそ

霧島連山のふもと宮崎県都城市に136年つづく老舗のみそ蔵がある。
早川しょうゆみそ株式会社だ。昨年5年間かけて開発したみその新商品を販売したところ、世界の有名誌に掲載された。
世界が注目するその商品は、みそを粉末にしたもの。

みその粉末化は、設備投資に豊富な資金がある大手企業でないと実現できないと言われていた。また添加物を加えるなどして粉末化されるという。
今回開発された粉末みそ「umami・so」は、大豆、大麦、塩のみの材料で添加物を加えず自然の風味と旨味を生かした粉末みそだ。

生み出したのは7代目を継承する早川薫(32)さん。
大学時代に東日本震災を関東で経験した早川さん。被災地の炊き出しに、便利で軽い粉末みそは作れないかと、ずっと心に留めていたという。その作り方は、企業秘密!作業に関わるスタッフにも秘密保持契約をしているほどだ。
次期後継者の新しい味噌は、料理の幅を広げ、世界の料理人たちも興味を示している。

世界が日本の小さなみそ蔵の新商品に注目!そのわけとは!?
取材先:早川しょうゆみそ株式会社
担当者:早川 薫さん
住所:〒885-0076 宮崎県都城市西町3732番地
電話:0986-22-0241
HP:http://www.hayakawa-sm.co.jp/
 

取材後記

7代目早川薫さんのまわりにはさわやかな風が吹いている。そんな印象を持ちました。人とのコミュニケーションもうまくて、年配の方同僚、ひいては取引先のかたにも好かれているのが取材を通して感じたことです。人脈から得られた情報や縁を仕事に繋いでいかれる姿勢は、早川という136年の伝統を大切に紡いでいこうとする7代目の思いから来ていると感じました。アイデアマンで、「umami・so」を使った商品開発も進めています。

私も「umami・so」を日常のお料理に使っていますが、お肉にふりかけてもごはんにまぜておにぎりにしても美味しい!離乳食にもいいとのことで、安心して使える万能調味料は、今後いろんな展開をむかえそうです。

(MRT宮崎放送 / 太田七菜子)

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