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われら茅葺職人四世代

植田龍雄さん(46)が茅葺職人になる意志を固めたのは、祖父が漏らした言葉を聞いた時だった。「このままじゃ、茅葺の家はなくなるばい…」

熊本県高森町にある「阿蘇茅葺工房」は、龍雄さんの祖父・本田末保さん(95)が70年前に立ち上げた。茅葺家屋が急速に姿を消す中、「伝統技術を絶やしてなるものか」との思いからだ。元々サラリーマンをしていた龍雄さんだったが、祖父や父の技を繋ぎたいと25歳で茅葺の世界に入った。今や工房の作業の中心を担っている。

茅葺の素晴らしさには自信を持っている。去年夏に葺き替え作業を行った、築140年以上の民宿。元々茅葺屋根だったが、管理が大変ということで、長年トタンをかぶせていた。今回、本来の茅葺屋根に戻す作業をする際に出てきたカヤの一部が、十分再利用できるものであったのだ。かつての職人の技。そしてカヤという素材の素晴らしさ。

さらに工房にとって嬉しい出来事が重なった。龍雄さんの長男・龍貴さん(17)が父を追いかけ、茅葺職人として生きる決意をしたのである。末保さんに始まり、曾孫も継ぐ意志を表明、実に現役の職人四世代が生まれた。

春が近づく頃、茅場に火を放つ。野を焼き草原を維持、そこから茅葺が始まる阿蘇の大自然の循環だ。

番組では、大自然を背景にした茅葺の現場と四世代の姿を追った。

(製作:RKK熊本放送 / 藤本 周一)

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