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目指すは日本一 ~世界一家具職人の新たな挑戦~

鹿児島県鹿児島市石谷町にある家具製造会社 青友社。ここに勤める西須裕記さん(32)は2014年に中国で行われた「国際家具創作イベント」に出場し最高賞を受賞した。
「言葉が分からなくてニコニコしていたのがよかった」と本人は謙遜するが、外国の職人にマネできないカンナを使った「仕上げ」が評価されての受賞だった。西須さんは家具の使い心地や見栄えに関わる「組み立て・仕上げ」を主に担当している。扉を一枚取り付ける簡単な工程でも指先の感覚を研ぎ澄まし微調整を行う。一方で、高い技術を必要とする組み立ては難しさの中に楽しさを見つけながら進めていく。小さい頃から雑誌の付録作りなどに熱中していたという西須さん。高校では電気科だったが、「ものづくりをしたい」と高等技術専門校へ進み家具制作を学んだ。西須さんの次なる目標は国内最高峰の大会「技能グランプリ」での優勝。
2年に1度、行われるこの大会では参加者全員が同じ課題で純粋な技能の高さを競う。世界一を経験した西須さんの日々の仕事、大会に向けて練習を重ねる姿を通して若き家具職人のものづくりへの情熱を伝える。
(製作:MBC南日本放送 / ディレクター:池田佳史郎)

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