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カカオ農園 はじめました

2023年7月、宮崎市郊外に新しい農園が誕生しました。「宮崎カカオ農園」。
チョコレートの原料・カカオを栽培しています。立ち上げたのは宮崎市の大田原尊之さん26歳。ビニールハウスの中で現在、150本ほどのカカオを育てています。南米原産のカカオは、赤道付近の高温多湿な地域で栽培されるものがほとんどで、国内では小笠原や沖縄など限られた地域でしか栽培されていません。


「小笠原や沖縄に比べると宮崎は寒い。しかし日照時間や雨量が豊富で、農業県としての様々なノウハウがある」と大田原さん。カカオ栽培を始めたきっかけは社会人になって初めて食べた「クラフトチョコレート」。カカオ豆の産地や品種によって香りや味わいが大きく異なることに衝撃を受けたと話します。


カカオの虜になった大田原さんは農業1年目。2023年3月まで宮崎県庁の職員でした。クラフトチョコレートを食べて以来、カカオに関する論文を読んだり、苗を栽培するなど独学で研究に励んできました。農業1年目の目標は、とにかく収穫までごぎつけること。冬を乗り越え無事収穫できるのか!?カカオに魅せられた新人農家の挑戦を追いかけます。

 

(制作:MRT宮崎放送/高橋 晋作)

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